2011/10/21

PBP2011 Stage09_5:国境のビール腹サイクリスト

 雨が小降りになるとカッパを着た老夫婦は工場から出発していきました。
我々だけ残るのも悪いので工場の人にお礼を言って出発。本音を言うともう少し粘ってて貰いたかったです。

カッパを着ると蒸れるので服はそのままで。
この天気は晴れるはず、いや晴れてくれないと困ります。


2,3km走るうちに日が差し始めます。
この後もう降ることはありませんでした。よかった。

国境あたりのルートがよくわからないので道の脇にそれて休憩しながらGPSで確認します。
お揃いのジャージを着たおっさんチームが横を走り抜けていきました。5人以上の集団、さらにお揃いジャージとなると殆ど見かけません。
そういったロードのチーム練習を見る比率は日本のほうが高いです。


川沿いを走って国境まで。アヒルです。


リバーサードのこいつらもまた一軍。仲良しをアピール。


サービス精神旺盛で、サイクリングロードにまで出てきてシャッターチャンスを作ってくれます。


なにかルイージっぽいおっさんが船を引いてる図。


これまで同様国境には標識などありませんでしたが、カフェが1件ありました。ここはギリギリベルギー側かな。
あれ、外で食事してるのはさっき横を通って行ったおっさんチームです。


食事じゃない!完全に出来上がっている!
しかしまあ、サイクリストビール飲みに恥じない見事なビール腹ですね。


一緒に写真を。
この方たちもPBPのことなんて知りません。ロード乗りのPBP認知率は日本がトップレベルです。

「ちょっと飲んでったらどうだい」と勧められます。
まだ先は長いから無理ですよとお断り。残念です。彼ら、この出来上がった状態で帰るんだよね?多分。


ベルギーとオランダの自転車道看板は似てましたが(番号に丸で交差点ポイントを差し示す)、フランスは全然違います。
国が変わったのがわかるのってこれくらいかな。ここには自動車用のデフォルト速度制限標識は無かったし。


寄っていこうと妻が言ってルーベ経由で。
「何かあるの?」と尋ねると「パリ-ルーベで有名じゃん」と。特にどこかに行きたかったわけでは無いようです。
ホントに街を素通りしておしまい。


フランスの道もパリなどの大都市でなければ自転車用のスペースが確保されています。
道を間違えて自動車専用道に突入しそうになり、入り口でクラクション鳴らされました。あわてて引き返し。


リールのホテルに到着しました。
この日のホテルも値段で選んだため、中心街から数km外れています。


自転車室内に入れていい?と聞くとフランス人ぽいフロント女性が「このホテル部屋狭いんだよねー。車椅子用の部屋が空いてるからそっちにするね。」と広い部屋に変更してくれました。ありがとう。

えっと、退廃的というかフランス映画に出てきそうなモデル並に痩せて不健康な感じで、鼻ピアスとかしてそうで、そういった雰囲気の女性がフランス、それから今後訪れたイタリアには多い気がします。ドイツ、オランダはもう少しふくよかな人が多かったような。目指すスタイルが違うんでしょうかね。個人的には健康的なほうが好みです。


フランス猫です。やっぱりこちらの猫はあまり逃げないような。
「逃げない猫だけ目にしている」というのがそう思う一番の理由かも。


続いてはエントリーナンバー93番どうぞー。


食事に向かう途中のボコボコビル。


ホテルでサービス券を貰ったこのお店、レストランというよりはパブでした。
ワインって雰囲気じゃなくて、フランスに来てまでベルギービール。


メニューがフランス語で全然わかりません。
いくつかの中から選択するコースのデザートにパリブレストがあったのでそれをチョイス。メインは肉っぽいヤツを頼んだら正解。
妻はハンバーグを頼んでました。美味しい言ってたけど1000円以上するわけでそりゃマズいわけないでしょ。

デザートはパリブレストね、と伝えると「おいおい、デザートは食後に注文だぜ」と言われます。はい、そういうものですか。


続いてヒューガルデン。
メニューにあったなあと「ビール頂戴、ヒューガルデン」と言っても全然通じません。
あれ?無かったっけとメニュー貰い、指差してコレコレと言うと「ああ、オーギャルデンね」。なにその発音、Hは読まないのね。


さて食事が終わってデザートっと。
もちろんパリブレストですよ、ブレスト行きますからね。ここで本場のパリブレストを食べて完走間違いなし。

…あれ?黒板のパリブレストが消されてるように見えます。
パリブレストは?パリブレストは無いの?なんというトラップ。後から注文したら売り切れてるとか。
PBP完走に暗雲が立ち込めてきました。非科学的なことは気にする性質じゃないけどさあ、縁起悪いですよ、なんだか。


仕方なく頼んだチョコレートケーキにはBの文字が書かれていたので、これはBrestのBだと思い込むことにします。


ゲントからリールまで。
幹線道路でなく、川沿いメインなルートです。


またまた平坦。
フランスに入ってからは川沿いを外れて市街を走り、ここでちょっと起伏。

■8/18, Stage-9 (ゲント - リール)
走行距離 95km
累積標高 405m

■ここまでの累積: 距離 1070km, 標高 6867m

妻から見たstage-9はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/csax/20110818/1315949232



0 件のコメント:

コメントを投稿