2011/11/19

PBP2011 Stage16_1:フランス人よりフランス牛

  8/27。
朝です、あーお腹空いた。朝ごはんをしっかり食べてから出発しないと。
部屋を出てホテル受付でもあるカフェに向かいます。


  かなり小さなお店です。
朝食はホテル宿泊者よりもカフェに来たお客さんに出しているものといった感じで、


  これだけ。ええっパンだけ(とジャムとジュースとコーヒー)なの?これで7ユーロ。
喫茶店に入って何か注文と考えたら場所代がかかるのはわかりますが、ホテルの朝食って場所代は宿泊費に含まれるイメージですよね。うーん、ちょっと高いなあ。


  前日ウロウロした感じではこの近くに店はありません。朝食がこれだけだとすぐにお腹が減りそうなので、チェックアウト時にパンを売ってもらえないか聞いてみます。
他のお客さんの為に用意しとかないといけないけど1本だけならいいよ、ってことでフランスパンを1本購入。


  これが0.85ユーロ。パンの売値は安いんだなー。
このパンは横向きにパニアバッグの上に置いて走りました。ガーリックがきいていて美味しかったです。


  この日のコースはツールドフランス2010年の第9ステージ。
写真の看板の他にも地面にペイントなどが残っています。


  明け方まで雨だったようで出発してしばらく路面は濡れていました。

  このあたりの道はとにかく直線です。
前日のように平地ではなく、短いアップダウンがずっと続きます。PBPと比べると30%くらい凹凸を増した感じ。起伏があったほうが景色が変わって走っていて飽きません。飽きないのですが膝は前日より悪化しており、登りでかなり痛みます。


  徐々に天気は良くなってきました。
広い大地に枯れたヒマワリ畑も、雨か晴れかで印象が変わります。
晴れてると気持ちいいー。

  途中の町で遮断機無しの線路を渡るときに「CYCLO RAIL」なる標識がありました。
遮断機無いから自転車用に渡るところがあるのかな?と周りを見ても普通の道路。なんだろう。


  しばらく進んで町を抜けると謎の乗り物が。
これか、これがCYCLO RAILかー。日本でもどこかの廃線利用してこんな施設作ったところあったっけな。まだやってるのかしら。
  ここはしっかり営業しているようで、奥の建物の中に人がいます。2時間24ユーロ~。見かけた線路からここまでの距離を考えると、長さは数km以上はありそうです。

  しかしこれってすれ違うことも引き返すこともできないから、前に遅い人が居たらどうするんでしょう。料金体系時間貸しだし…


  サドルとベルは外されていて、受付小屋の中に並んでいました。
先頭の数台にのみ既にセッティングされています。その先、線路は茂みの中に突っ込んでいって楽しそう。


  前輪についているプレートはブレーキでしょうか。
バンパーもなにも無いのが男らしいです。後ろから猛スピードで迫ってきたら映画気分。

  時間があれば乗ってみたかったのですが、ここで2時間つかうわけにもいかずにスルーです。


  ツールの頃には綺麗だったんでしょうね。


  一面のヒマワリ畑見たかったなあ。まあこれはこれで味がありますが。


  どこまで行っても枯れている、ってのがなんだか自虐的な気分を増加させてサイクリングにピッタリなのです。

  妻とも別れ、PBP参加者の皆とも別れ、話し相手は時折見かける牛くらい。
牛を発見する度に「うしーうしー」と口にしながら近づいていきます。


  こちらに興味がありそうです。
「うしーうしー、写真撮るから集まってねー」


  ゾロゾロ集まってくる牛さん。まさかこいつらも一軍。


  「いい写真が撮れました、もうオシマイです。解散ー。」


  ドドドドドドド・・・

  フランス語わからないし、フランス人より牛とのほうがコミュニケーションとれてるような気がしてきました。彼らには日本語通じるからね。



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