2012/03/23

2012福岡_11: BRM310福岡400 後編

3/11
外に出て時刻を見ると0時半。
少し仮眠をとったことで頭はスッキリとし、走るのには支障が無くなった。寒過ぎるというとてつもなく大きな問題は残っているが。寝ている間にボトルの水は凍っている。どうせ冷たくて飲めないからどうでもいい。

ここから先は、とにかく寒さとの戦い。
一様な登りではなく、登っては下っての繰り返しで標高が上がっていき、この下りのせいでちっとも体が温まらない。事後の情報によるとこの日明け方の峠は-4.7℃にまで下がったようだ。PC3の時点で既に氷点下だったらしい。ブルベの何がイヤかって、寒いことなんだよ。

下りもダラダラと登り返しが続き、標高は一気に下がってくれない。ずっと寒い。
それでもPC4の手前30km地点でようやくコンビニが出てきて、ここでカイロを買って貼りまくり。PC3では手持ちの1つしか使わなかった。
ツーリング用のシューズはあまりタイトでは無く、つま先用のカイロを入れても十分に余る。とはいえ(特に冷えると)漕ぎづらくなるので、いつもこの手のカイロは爪先の上側に貼っていた。コンビニには靴の底面全面に敷く靴型のカイロも売っており、これと爪先カイロでサンドイッチ。これが効いた。末端が暖まるとだうぶ違う。

PowerTapホイールでなくなったためにスタートからの距離はGPS頼み。これがトンネルなどで数kmの誤差がでちゃって、ルートは登録してあるからいいんだけどPCの位置がわからない。数km手前から同系列のコンビニを見かける度にここかな?とチェック。(PC4はここまでコンビニが無かったのですぐに見つかった。が距離の誤差が1kmくらいあってちょっと焦った。)
PC4に到着したのは5時頃。ここはミニストップでイートインあり。中には取材の人(なにかの雑誌の記者が車で追っていた)が居て、暫く話し込む。買っては食い、買っては食いの繰り返しで粘る。
日も出てきて出発しようとしたときに岩本さんら到着。また中に入ってオシャベリ。で、一緒に出発。PBPや台湾ブルベ等で一緒に走ったことのある岩本さん、登りはイマイチでも下りがとても速い。そんな彼は去年末にリカンベントを買ったらしく今回それで出走していた。

登りになるたびにもう笑っちゃうくらい遅くて、本人も「全然進まなくて頭にくる」なんて言ってる。ほんと笑っちゃう。九州男児な岩本さんにリカンベントは似合わないのではと思っていたけど、走りを見るとより岩本チック。ロードとは脚があわないからと離れての走行。

ようやく日が出て暖かくなってきたと道の脇の温度計を見ると0℃。全然暖かくないし。
お腹が痛くなってきてピットイン。ここからPC5までの40kmは3回もコンビニに。ダラダラ。

PC5では吉田さんがいて、私の壊れたホイールをショップで見てもらってくれていた。
本当にありがたい。でも残念ながら直らなかったみたい。レーシングゼロなんて借りちゃったからここまで一気に来て「ブレーキで借りたホイールのリムを削るわけにはいかなかったのでノンストップで来ました」なんて言う予定だったのに、もうスタートから22時間経過している。このPCでも1時間以上ダラダラ。

最後の区間だけは真面目に走ろうと、疲れた体を奮い立たせて500m程度の峠にアタック。
最初とこの最後、頑張れたのはそこだけか。登りで遥か先に行っていると思った岩本さんを抜き、下りで私がミスコースしていたようで、いつの間にかまた前に居る彼に驚き(最初似たようなリカンベント走ってるなあと別人と思った。)12時を過ぎてようやくゴール。

クローズタイムの15時まで皆と話した後はホテルに移動。
ここまでのツーリング。250km/dayを目標にしていたので、ブルベ2日で400kmってちょっと少ないよねとわざわざ離れた宿をとっちゃったんだよね。とはいえ35kmなんだけど、それでも疲れて帰ってきた後だと後悔。近くの宿とればよかったのに。(安かったってのが最大の理由だけど)

ホテルに着いたらビールビール。あー疲れた。というか寒かった。
明日からの1500kmは走れるんだろうか?ホイールは壊れたままだし、この400kmの途中で宿泊作戦が失敗したことにより、体も予定以上のダメージを受けてしまっている。

■3/10,11
走行距離: 466km
累積: 1934km



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