2013/05/22

2013タンデム福岡_07: 無傷の九州上陸

○4/25
  今日は気持ちのいい天気。ちょっと眠いけど元気に出発っと。
GW前だというのにここまでは結構寒く、長袖のアウターを羽織って走ることが多かった。ようやく朝から半袖走行。


  防府の街中を抜け、川沿いの道を暫く走った後は国道2号へ。
道の脇には始点(大阪)からの距離看板があり既に500kmを超えている。国道1号が500kmを超えた大阪で終点を向かえて2号が0からやりなおし、それがまた500を超えたのを見ると、遠くまで来たかなあと思う。

  ここ山口県に入ってからは国2も走りやすくなってきた。自転車通行禁止のバイパスは手前にデカデカと側道に回れとの指示があってわかりやすい。そういえば去年日本海周りで九州に来たとき、山陰本線沿いの国道191号もそんなだった記憶がある。
  バイパス部分は道幅のワリに交通量は多くなく自転車が危険という程の道には見えなかったが、そうやって明確に禁止にしてくれて側道がある。走れないのが嫌なんじゃなくてどこ走っていいのかわからないのが困るのだ。ここまでの「自転車は歩道走ってるだろ?」って道や標識の作りにはウンザリしてたので、山口が結構好きになった。タンデム乗れないけど。


  関門橋が見えてきた。あの橋は自転車では渡れず、


  歩行者と一緒にこの人道トンネルへ。

  雨でも濡れないし一直線で車もいないからか、走ってるランナーがそこそこ居る。
自転車は押さねばならず、乗っていると監視カメラで見つかってスピーカーで注意を受けるらしい。


  海の下で県境越え。
トンネルには「壁に触らないこと」といった張り紙があり、自転車を立てかけるのもダメだろなと歩きながら撮影。


  今回この関門トンネル人道でのハプニング(というほどのものでもないか)はエレベーターの奥行き。タンデムが微妙に入らずに斜めにしないといけない。
  写真を撮ったのは出る時で一人だったから良かったものの入り口ではママチャリ2名と並んでエレベーターに進入、後輪がドアに引っかかり横に人がつまってる中で斜めにせねばならずに大変だった。

  まあ山口も福岡も2人乗り走行禁止なため、タンデムでこのトンネルを抜けるという物好きはそういないのかも。


  九州上陸。

  泊まらせて頂く岩本さんからのメールに返信。思っていたより距離が短くて16時くらいには着けそう。
そしたらここから暫く強い向かい風…それに北九州市街は渋滞してて全然速度が出せず。

  ようやく200号のバイパスに出て快適に行けると思ったら自転車通行禁止で側道も無く迷ったり。
結局到着は17時半ごろになってしまった。岩本さんは車で見に来てくれてた模様。申し訳ない。

  最後に立ち寄ったローソン、着ていたAJ静岡ジャージを見て店のオバチャン、「静岡から来たの?」
「いえ、神奈川からです」
  何日かかったのとの問いに5日かなあと答えると、隣のオバチャンまでもが興味を示して「どこ走るの?高速は走れないよねえ?」
「ええ一般道で」
「じゃあ凄い速いじゃない。自転車は5段(変速)くらいあるの?」
「20段です」(実際は3x9で27だったがロードと間違えた)
「えー20段!それは凄い速度出るねぇ」
  なんて、変速多ければ速度が上がるっていつのオバチャン話ですか、みたいな会話をしながらオニギリ購入。
「いえいえダラダラ長時間走ってるだけですよ。食べるのと寝る時以外はずっと漕いでます」

  その後外でオニギっていたら、オバチャンは外にまで自転車を見に来る。しかし当初2人乗りということには気がつかず、なにか普通と違う凄い形の自転車だ、という感想を抱いていた。前と後ろを繋ぐタイミングチェーンが20段実現の為の凄メカだと思ったらしい。


  何でも咥えちゃう犬に出迎えられて前半戦終了。
去年はペダル先端が折れ、ホイールのベアリングが割れてフリーが動かず、落車でタイツ破れて膝に傷、と散々な状態だった。2010年にツールド国東に来た時は膝は痛むし時間もなくて新幹線でワープ。

  まだ予定距離の1/3も走っちゃいないが、とりあえず「九州は無事に辿り着けない」が覆されてよかったよかった。


■4/25, 防府-嘉麻
走行距離 135km
累積標高 1172m

■ここまでの累積: 距離 1274km, 標高 9528m



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