2014年10月8日水曜日

本気で走るSR600Fuji :Z、2度死ぬ。

○8/29
  SR600の3連戦が終わり、翌週はしむさん達と柳沢峠へカレーライド。
8月末を締めくくるのはSR600Fuji。3連戦は抑えて確実に完走するのが目標にした結果、なんだか不完全燃焼感。今回のFujiは後先考えずに全力で。

  しかし予報は土曜未明から雨。日曜になれば止みそうだけど…もう雨の中SRを走るのはウンザリ。数時間なら峠を含むコースを汗ダクで駆け抜けられるけど、この距離になってくると体を冷やさないように抑えないといけないわけで、そんな走りはもう十分だ。
  渋峠通過のタイミングからスタートの申請時刻は29日1:00。28日23時過ぎに家を出る頃には雨は降りだしていた。

  予報では1,2mmの雨だったのが、スタート地点に着く頃には激しい雨。こんな中走るのヤだな、嫌というか、速く走れないのなら走る意味は無いわけで大人しく辞めちゃおうか。まあ行けることまで行ってみよう。

  ホント今年のSR600はシャーマンに狙われているかのように残念な天候続きで、スタート直後に雨は土砂降りへ。そこまでの予報じゃなかったはず。
  GOREカッパを羽織ってはいるが、全力で走っているので中は汗でびっしょり。青梅手前、国道411のトンネルを避け歩道に入る部分で空転するフリー。雨で散乱した小枝かなにかを踏んだのだろうけど、盆のラチェットが壊れたホイールの余韻が強くて、またホイール壊れたのかと一気に無くなるやる気。

  そもそも何故こんなに雨の中を走ってるんだ。台風の中走っても法面崩壊で通過できなかった乗鞍。雨、雨、今回もまた雨。
  怒りを感じていた。どこにぶつけていいのかわからない。天だ、許すまじ天。


  んでもうリタイアを決め込んでトンネル内で休憩。そしたら急に寒さが襲ってきた。そりゃそうだよな、体びしょ濡れなんだから。
  このまま朝まで高出力で走り続け、日が出る頃に雨も止む予報でそしたら温まれる。そんな計画は無茶だったか。

  寒すぎてコンビニから動けず、おでんを食べまくって夜を明かした後に帰宅。疲れたよ…



  帰ってから睡眠。結局ホイールはどこも壊れておらず、天に腹が立つがあっさり諦めた自分にもムカつく。

  フテ寝から目覚めたらすこし冷静になっていた。

  SR600Fuji、全力で走ったらどのくらいで走れるんだろうか。自分の予想では天候がいい中、寝ずに走って28時間切れるかどうかってとこだと考えている。
  Fujiの制限時間は52時間。もしその時間で本当に走れるのなら、24時間遅れてスタートしても完走できるじゃないか。

  ブルベはタイムが残っちゃうのがちょっとヤだ。過度に意識しだすと自分も周りも安全な走りから離れて行きそうなのが怖いし、なによりスタート直後の先頭集団が苦手。交通量の多い場所で気が付いたら大集団になっているのに小さく切ろうとしない人が混ざっちゃうと大変。私の脚じゃ千切ることもできないし。知り合い数名と一緒に走るのは楽しいんだけどね。

  公道でタイム云々は自分の中ではグレーどころか真っ黒で、でも速さが目指すものの一つである以上やりたいって葛藤もあって、キレイな人間じゃないので結局やってしまうわけで。

○8/30

  本来のスタートから22時間半遅れ。またここに戻ってきた。

  まだだ、まだ終わっちゃいねえ。甦れインフィニティZ。(←まだ言ってる)

  白根山の通過可能時刻が8時からと申請時の8時半より30分早くなってるのが助かった。この時刻に出発したらゲート開聞までに着いてしまいそう、しかし1トラブルを考えると早めに出るべきだと思った。
  制限時間は29時間33分、チャレンジしがいのある時間だ。ただ強い雨が降ったら終わりだろう。予報は曇り、なんとか持ってくれ。

○PC1 山伏峠 1時間49分
  去年走った時より5分速い。あの時は上田で1泊の300km持てばいいやのペース。今回はこれで600kmいけるんだろうか。信号ダッシュなどそこまで無理はしていないつもりだが。

○PC2 めがね橋 5時間8分
  ここに来るまで路面の凹凸でiBikeのブラケットが折れ、吹っ飛んだ。出力を見てペース配分はできない。まあ元からそんなことやってなくて、走れるペースで走ってるだけなんだけどね。
  到着タイムは去年とほぼ同じ。山伏でのアドバンテージはどこへ?あの時は平地用のBMC、今日のSCOTTは登り用でハンドル位置が少し高い。平地区間はBMCのほうが速いのか、それとも富岡市街の信号待ちの差か。

  軽井沢から浅間の下りで雨が降ってきた。幸いにもパラパラ程度で直ぐに止んだが、それでも体はかなり冷えた。
  このままいくと予想通り白根山ゲートには8時前に到着してしまう。コンビニで温かいものを食べ、20分弱休憩。ちょっと勿体ない。ただこの休憩で冷えた体も回復した。

  群馬大津の登りをこなし、殺生河原へ向かう途中で道路管理の黄色い車に抜かれる。あれは多分ゲートを開けに来た車。8時には数分早いがピッタリのタイミング。
  去年のようにヘロヘロになるほど疲れてはいない。ちゃんとコントロールできてるはず。

○PC3 渋峠 9時間18分
  真っ白で下界は全く見えない。
今の力で渋峠まで全力で走った場合は9時間と見ていた。コンビニでの時間調整を考えると9時間5分。まずまずの読み。

  道の駅やまのうちを越え、菅平手前で強い向かい風。急激に気温が上昇したこともあり失速してきた。
  去年より抑えて走ってるつもりなのに300kmしか持たないペースだったのか、これで本当に600kmいけるんだろうか。

○PC5 菅平 12時間14分
  キツい。向かい風の可能性なんてすっかり頭から抜け落ちていた。疲労感も思ったより出ている。

○PC6 信濃国分寺 12時間55分
  上田まで13時間以内は予定通り。
ここまでは295.5km、このペースだと26時間を少しオーバーするくらい。しかしこのコースはここからの100kmに時間がかかるのだ。
  この区間で+1時間、あとは後半の疲れで+1時間で28時間見積もりなわけ。ただ風向きがこのままだと時間内ゴールは厳しいかもしれない。

  ここから美ヶ原の登りで、遂に雨が来る。
よりによって一番の難所のこのポイントで降りださなくても。大変なのは下り。このまま頂上まで雨が続き、体は汗で濡れ、その状況でビーナスラインのアップダウンは体力的に耐えられないだろう。
  雨は本当にウンザリで、降ったら(時間内完走が難しくなることもあり)リタイアと決めていた。ここで上田に引き返すことも考えるが、登り切ったらすっかり晴れて快適なビーナスラインを夢見て登る。

○PC7 美ヶ原高原美術館 15時間26分
  ビーナスが私に微笑むことなど、あるはずも無く。

  ゆっくり走っていたら間に合わない。降り続く中ビーナスラインのアップダウンで体温は奪われ終了。
上限に近いペースで走る場合、寒い雨を跳ね除ける出力を出せるのは4,5時間程度だと思う。エンデューロレースでも雨だった場合4時間ほどでリタイア者がどんどん出てくる。
  昔群馬CSCの200kmエンデューロで近藤さんが雨でリタイアしていたのを思い出した。雨(による体の冷え)でリタイアしたのはこれが最初だといってたっけ。あれ?リタイアせずに完走して、「リタイアしようと思ったのは初めて」って言ったんだっけ?全然違うのに覚えていない。

  まあとにかく私はもうこれ以上走り続けられない、ここでリタイアしよう。
リタイアを、するものキツいビーナスライン。

  凍えながら和田峠レストランに辿り着き、キノコ汁を頼んだ。その後食事を2セット頼み温まる。

  こんな中走り続ける気力も、体力も残っていない。コースを外れ和田峠を下って下諏訪から輪行。
気遣って電話してきてくれたinainaさんの話によると、今日のビーナスラインはずっとこんな天気だったようだ。今年はホントにビーナス鬼門。

  昨日リタイアして、また今日もリタイア。討ち死にするために蘇ったのか。


  上位のクライマーと比べるとちっとも速くは無いものの、まあ安定したペースで走れたと思う。久々に楽しくなるほど苦しめた。
  雨が降らなかったとして、果たして時間内にゴールできたのだろうか?ここ数年400km以上連続して走っていないだけに条件が良くても29時間半はギリギリだったかもしれない。もっと速くなりたいなあ。

2014年10月3日金曜日

KOH富士2014

○9/28
  KOH(キングオブヒルクライム)富士に参加してきました。

  結果を先に書くと男子40歳以下6位入賞。しかしタイムはとても満足いくものではなく。

  BikeNaviが主催するこの大会、過去は表富士自転車登山競走大会という名前で富士スカイラインを走るヒルクライムだったのが数年前からスタート地点を富士宮まで伸ばし、距離26.5km、標高差1800mという国内最大のコースとなりました。

  ここ2年ほど申し込みはしていたもののDNS。走るのは今回が初めてとなります。
  6月のヒルクラ、富士と美ヶ原は自転車再開直後でまだまだ全然走れず自転車乗り始めて10年で最も遅い結果に。そろそろ走れてきている感触があるので今回は楽しみです。

  が、前週のブルベ伊勢1000で風邪を引いてしまいました。DNFしてショートカットしたものの体調の悪さは週末まで残っており、結果がどうなるかは微妙なところ。自転車通勤も止め完全休養して土曜を迎えます。

  輪行で富士宮に着いた後ホテルに自転車を預けて受付へ。前日も自転車に乗りません。
  受付は公園にポツンとテントがあるのみで少し寂しい感じ。赤城ヒルクライムと同日開催なので皆そっちに行ってるのかな、実業団のレースも重なってるし。

  受付後は魚だの

  肉だのを食いまくって明日の糧に。

  ガリガリ君ハイはこっちじゃなくてアカギ向きだね。
ガリガリ君を崩すことでフローズンになって、考えた人天才と思いながら飲みました。

  翌朝、暗いうちから会場に移動。いい天気になりそう。

  会場に到着し、ひであさんやヒルクラでよく会うCBの藤井さんとお話。
  調子は良さそうだから最前列に陣取ります。会場からスタート地点まで係員の指示で揃ってゆっくり走り、号令と共にいよいよスタート。

  勢いよく飛び出した横をMAXspeedの選手が抜き去り一人加速していきます。私の速度では無く、見送るしかありません。で、着いていかずに一定ペースで前を走ろうとするもどんどんタレてきて、あっという間に後ろの人たちに抜かれていきます。

  あれ?こんなはずでは。

  スタート直後は皆かなり速くオーバーペース気味とはいえ、一気に出力が下がって全然ついていけません。前のほうが15人くらいで固まって離れて行きそうなのを見て藤井さんが「行くしかねえな」と後を追っていきました。確かに勝つ気なら集団に着いていくしかないのですが、全く出来そうになく断念。

  先頭陣取ってすみませんでした。全くもって自分の力を過大評価してました。
  そもそもロングで調子上げてきたといってもローラーで1時間以下の練習全然してないし、いきなりレースのペースで走れるわけなかったんだよな…完全に練習不足だ…

  スタート後10分~20分が苦しくて出力がガクっと落ちるのも練習してない時の特徴。無酸素運動の代謝系がまだ使われてて苦しいのかなあなんて考えてるけど実際のところは良く分からず。
  この時間に3,4人に抜かれますが、20分を過ぎてすこし楽になった後に抜き返し。前は、何人いるんだろうか?抜け出ていった人は同時スタートの別クラスのほうが多かったから、多分8位の入賞ギリギリかなあ。

  目標としていたタイムは90分。これだとスカイラインの料金所は42分くらいになるのが、実際の通過は46分過ぎ。
  余りに遅くて通過時間を教えてくれたひであさんの計算が間違いであるのを祈ります。が、その後数分遅れスタートの50代先頭に抜かれて遅さを確信。50代に抜かれるだなんて。

  後につける力もなく、ちょっと気持ちも切れてきて速度低下。同じカテゴリの後ろとはもう離れてるし、スカイラインに入ったら追いつくかなと思った前も全然見えない。この速度じゃそりゃ追いつかないわなあ。
  数分前にスタートした若い人を抜きながら、速度も合わないから単独走るでタラタラゴールまで、辿り着く前に見たジャージが。藤井さん?
  スタート前に「後半タレて抜かれる」なんて言ってた彼がホントにタレてる。しかしゴールまではあと2km、ちょっと微妙な距離だなあ。どうやって抜き去るか考えていると野生の勘でか後ろを振り向く彼、気づかれた?

  ゴールスプリントになったら勝ち目はない。とにかく出来るだけ早い位置で抜くしかないのだけれど、後ろに着いてこられちゃったらオシマイ、一気に抜き去るしかない。気づかれたみたいだから脚を貯められてるとヤだなあ。

  速度差は結構あって、残り1kmを過ぎた所で背後へ。ここでちょっと脚を休めて500m看板手前で一気にダンシング。スプロケの歯が飛んでガクっとなるものの、後ろに着かれた気配は無し。
  振り返る余裕もなくシッティングで速度が落ちるのを堪えながらゴールへ。サッパリなレースだったけど、最後だけは楽しかった。知り合いとこうやって競えるのはやっぱ楽しいなあ。

  ゴール後は藤井さんと「ダメだったねー」と反省会。お互い入賞はしてるっぽい。
すぐにひであさんもゴール、タイム差殆ど無いね。まあ6月の富士では負けてたから戻ってきてるとはいえるけどさ、ウカウカしてらんない。

  そのままいい天気の5合目で妻を待つも、全然登ってくる気配なし。表彰式に間に合わなくなりそうで先に下山。

  すごいいい眺め。気温も高くて上から1枚羽織ったのみ。

  下山して記録を確認、私のタイムは96分台。エリートで優勝したのはよっしーさんか。ともさんを始め、皆が赤城に行ったわけではなくてこっち出てる速い人もいるんだよね。優勝者から10%以内を目指してたのが15%遅れ。こんなに遅くてRAAM出るなんて言っちゃって大丈夫なのか?あまりに酷いタイムにしょんぼり。

  まあでも久々の入賞で嬉しかったかな。妻は私の表彰にギリギリ到着。

  疲れきっていて自走で帰る気は全く起こらず富士宮で焼きそば食べて輪行で帰宅。
  結果は風邪のせい、じゃなくて練習不足でしょうなあ。ホビーのトップレベルの人たちと比べることも出来ないほど遅いのはわかってるけど、せめて自己ベストの出力までは持っていかないと。

2014年10月1日水曜日

SR600、各コース印象や補給箇所など

■コース比較

  3連戦最初の日記より。黄色がFuji,オレンジがNihonAlps,ピンクがKantoNord。
日本アルプスは乗鞍迂回している為、実際は中央過ぎにある1800mの峠が2600mとなる。(作り直したほうが良かったかな)

Fuji:ビーナスラインが高地であとは幾つかの峠を上り下り。
NihonAlps:全体的に標高の高いところを走る。最高地点である乗鞍が一番の特徴か。
KantoNord:中央で2分割。断面図ではわかりづらいアップダウンが多い。

  以下各コースの区間ごとの感想。
[林道---幹線] 道の広さ、交通量を3段階で評価。林道は夜間の動物注意。
[緩やか---急斜面] 中間が5%程度。斜度だけでなくやや主観入り。
[☆景観] 景色のいいところ



SR600 Fuji:603.3km 獲得標高11105m 制限時間52時間。
  3本の中では最も楽。峠が始まってしまえばコンビニ等の店や自販機は当然無くなるが、峠と峠の間には店も多く補給に困ることは少ない。
  軽井沢までは本格的な峠の下りが無いため深夜の出発でも寒くない。走力に合わせて出発時間を調整し上田泊にすることにより標高の高い峠の夜間通過をほぼ無くすことができる。

・スタート-山伏峠手前 [林道-●-幹線]
  信号は青梅市街を抜けてから殆ど無くなり快適に。名栗周辺は偶に走り屋。青梅を過ぎると秩父までコンビニは無いが、公衆トイレや水汲み場等は多々ある。
・山伏峠 [林道●--幹線][緩やか--●急斜面]
  距離は短いが意外と斜度はある。最初の峠だからと頑張って踏み過ぎないように。シカ注意。
・秩父-碓氷峠 [林道-●●幹線]
  高速走行区間、富岡市街が若干信号あり。皆野町-富岡-横川と寂れた部分を少し走ると栄えた箇所に出て、補給には全く困らないはず。
・碓氷峠  [林道-●-幹線][緩やか●--急斜面]
  斜度はゆるやか。道幅が狭くて木が生い茂っており直射日光を避けられる。多くの車はバイパスを走るためか車も殆ど通らない。
・軽井沢 [林道--●幹線]
  コンビニ営業時間は朝6時から23時、これは条例で決まっているため例外無し。
・ロマンチック街道 [林道--●幹線][緩やか-●-急斜面]
  真夏に日差しが強い場合標高のワリに気温が上がる。群馬大津からの登りは結構な斜度、白根山よりこちらのほうがキツいかも。
・草津-白根山-渋峠 [林道--●幹線][緩やか-●-急斜面][☆景観]
  白根山は現在火山活動活発化により夜間通行禁止、地震の状態によっては日中も通行止めになる。硫化水素の臭いは例年より強く感じた。
  渋峠は2000m超峠だけあり天気が変わりやすい。晴れ予報でも雨が降ることが何度か。かなり濃い霧が出ることもあり、夜間ハンドルバーにつけたライトだと目の前が真っ白で何も見えなくなる。
・渋峠-菅平 [林道--●幹線]
  下りきった後は灼熱地獄。真夏のココは妙に暑い。
・菅平 [林道--●幹線][緩やか--●急斜面]
  前半の難所。斜度があるため速度が上がらない(その割に九十九折ではなく直線なため、疲れて速度が落ちていると錯覚しやすい)。
・菅平-美ヶ原 [林道--●幹線]
  上田はホテルが安くていい。信号はそんなに多くは無い。ここから白樺湖までコンビニ無し。
・美ヶ原 [林道●--幹線][緩やか--●急斜面]
  上田市街を抜けて登り始めてから美術館までがこのSR600Fuji一番の難所。斜度があって長く時間がかなりかかる。風の影響を受けやすく、強風が吹くことも。カモシカに遭遇。
・ビーナスライン [林道-●-幹線][アップダウン][☆景観]
  晴れていれば最高の眺め。霧が出やすく高地がずっと続くため天気が悪いと昼でも気温は上がらない。アップダウンが続き、雨だと相当疲れる。
  扉峠レストラン、三峰駐車場、和田峠など昼なら食事処はいくつかあり。夜でも霧ヶ峰まで行けば自販機が。霧ヶ峰~車山の眺めも本当にオススメ。
・白樺湖 [林道-●-幹線]
  ローソンの営業時間は7時~21時。この先は麦草を越えるまで無し。
・女神展望台-麦草峠 [林道-●-幹線][緩やか-●-急斜面]
  麦草峠は斜度の変化もあまり無く難度は低い。下りに入るまでは眺めは全然期待できない。
・麦草-韮崎 [林道--●幹線]
  下って141号に出る手前にヤマザキストア、営業は昼間のみ。次のコンビニは野辺山を越えてから。野辺山から韮崎は長い下り、向かい風が多い気がする。
・韮崎-芦川駅 [林道--●幹線]
  信号峠というほどではないが山が続いた後下界の平地でこれまでとは違った神経を使う。夏は暑い。
・芦川駅-河口湖 [林道-●-幹線][緩やか●--急斜面]
  淡々とした登り。
・河口湖-山中湖 [林道--●幹線][☆景観]
  市街地。富士吉田を越えた後は少し登り。富士山ポイントがいくつか。
・山中湖-ゴール [林道-●-幹線]
  最後の山伏峠を越えたら後は下り…ではなくて道志道は終盤ややアップダウンあり、飛ばしてる車が多い。距離が長くて意外と疲れる。

○過去のプラン
・明け方スタート-上田泊-翌日深夜ゴール
・朝スタート-湯田中宿泊-韮崎宿泊-翌日昼ゴール
・夜中スタート-白樺湖宿泊-翌日夜ゴール
  2泊プランより上田1泊プランのほうが楽に感じた。制限時間が50時間のため2泊しても初日と3日目の昼を活用出来ずにあまりメリットが無い。(真夏に昼を避けて走るのには有効か)
  上田以降の美ヶ原-ビーナスライン-麦草が最大の難所のため、やはりこの手前の上田で休憩がベストか。

○補給困難区間
・上田を抜けてから野辺山まで。
  ビーナスラインは日中なら食事処あり、悪天候の場合は閉まっていることも。白樺湖のローソンは営業時間外の可能性。

○他注意点
・群馬大津、須坂~菅平の熱中症
・白根山の活発化による通行止め(2014/9現在は日中のみ通過可能)
・渋峠の雨、霧
・美ヶ原以降ビーナスラインの気温低下
・韮崎は歩道のグレーチングが一段高くなっている



SR600 NihonAlps:605.4km 獲得標高12411m 制限時間54時間。
  最も補給が困難なSR。Fujiと異なり「峠を越え店がありそうな大通りに出ても何もない」
  しらびその下りが3本のSRの中で最も危険な下り。乗鞍下りの荒れたトンネル、大平峠など雨天後に状況が悪くなる峠にも注意。
  最大の問題は乗鞍。今年2014年8月は例外的に通行止めが多く例年はここまででは無いようだが、当日通行止めになった場合時間内ゴールがほぼ不可能になる。標高が高いところを走ることが多いため暑さよりも寒さに気を付けたほうがいいか。

・スタート-杖突峠 [林道--●幹線][緩やか●--急斜面]
  急斜面を下って国道20号に出てからは富士見峠への非常に緩やかな登り。以降100km以上コンビニは無し。
・杖突峠 [林道--●幹線][緩やか-●-急斜面][☆景観]
  対向車線側、茅野市街の眺めが綺麗。車通りはそこそこある。
・杖突峠-分杭峠 [林道-●-幹線]
  ゆるやかな下り。道幅は広いが車通りは少ない。
・分杭峠 [林道●--幹線][緩やか--●急斜面]
  謎のゼロ磁場。そこそこの急斜面で糖質の貯蓄をゼロにされる。
・分杭峠-大鹿村 [林道●--幹線]
  道は細いもののブラインドコーナーが少なく走りやすい。ここ大鹿村がしらびそまでの最後の補給ポイント(コンビニは無し)か。
・大鹿村-地蔵峠 [林道●--幹線]
  登り基調。個人商店どころか自販機も無い。湧き水も見つけられなかったためこの区間に入る前に補給を。木陰が多く直射日光は避けられそう。
・地蔵峠-しらびそ峠 [林道●--幹線][緩やか-●-急斜面][☆景観(しらびそ頂上から)]
  2014年8月は1箇所ダートあり。地蔵峠を登るとすぐにしらびそ峠、どちらも平均5%ほどで途中に激坂も無い。頂上のハイランドしらびそは宿泊施設、入浴も出来る。レストランは15時半、売店18時まで。
・しらびそ峠下り [林道●--幹線][緩やか--●急斜面][☆景観]
  急斜面の下り、急なカーブ。雨天後だと枯葉が散在しておりなかなか危ない。グレーチングもある。アリの巣のように民家へ分岐していて道がわかりづらい。
・しらびそ峠-阿南町 [林道-●-幹線]
  道は広くなるがコンビニは無し、飲食店も見つからなかった。自販機、公衆トイレはあるので給水は出来る。
・阿南町-飯田 [林道--●幹線]
  120kmぶりにコンビニ出現。車通りは多い。
・飯田峠-大平峠 [林道●--幹線][緩やか-●-急斜面][☆景観(大平宿)]
  林道。台風翌日に走った時は酷い路面だった。途中にある大平宿が面白げ。
・大平峠-下呂 [林道--●幹線]
  大平峠を下った後国道256にでるまで25km程度店は無し。その店も道の駅や飲食店の為深夜はやっていない。
・下呂-位山峠 [林道-●-幹線][緩やか●--急斜面]
  下呂のコンビニを越えると暫く店は無し。自販機はいくつかあった。位山峠入口までは緩やかな登り、車通りの少ない道で走りやすい。
・位山峠 [林道●--幹線][緩やか-●-急斜面]
  林道登り。夜間は動物に注意。斜度はそこそこある。
・位山峠-高山 [林道-●-幹線][緩やか●--急斜面]
  登りよりは道幅は広く、斜度も緩やか。
・高山-乗鞍 [林道--●幹線][緩やか●--急斜面]
  高山のゴチャゴチャした市街地を抜けると徐々に斜度は上がっていく。とはいえ乗鞍登り口までは緩やか。
・乗鞍スカイライン [林道--●幹線][緩やか--●急斜面][☆景観]
  平均斜度は7.2%と逆側のエコーラインよりキツい。激坂というほどではないが距離を考えるとやはり一番の難所か。森林限界を超えてからの九十九折など見どころ多し(この九十九折がキツイうえに風の影響をモロに受ける)。
  雨量だけでなく霧が濃いと自転車通行止めになる。通行止めの判断は朝と昼に行われているようで、通過の可能性を上げたいなら朝ゲートに行ってダメなら午後に再挑戦がいいのかも。
・畳平[☆景観]
  舗装路最高地点だけあって寒い、雨天の場合は真夏でも凍える。頂上からバスが出ており輪行袋に入れて下れる(2009年情報)。
・乗鞍エコーライン-松本 [林道--●幹線][緩やか-●-急斜面]
  乗鞍高原の民宿街までは普通の山道下り(一部グレーチングあり)なのだが…問題はその後国道158号に出てから。
  激しい交通量(特にバス)にも関わらず、道幅が狭くトンネル内で車が自転車を追い越すのが難しい。そのトンネルの路肩がボロボロでグレーチングに穴が開いているような箇所も。SR600全ての区間で一番キラい。交通量が少ない午前中に通るのがベストか。
・松本-諏訪湖 [林道--●幹線]
  塩尻峠まで緩やかに上った後は下って岡谷。ここを越えると暫く店無し。
・下諏訪-蓼の海公園 [林道●--幹線][緩やか--●急斜面]
  かなりの急坂。車通りは無く木陰で走りやすい。
・蓼の海公園-白樺湖 [林道-●-幹線][緩やか-●-急斜面][☆景観]
  公園を越えると斜度は少し下がる。霧ヶ峰から白樺湖はFujiと同じコース。白樺湖ローソンの営業時間は7時~21時。
・大河原峠  [林道-●-幹線][緩やか-●-急斜面]
  白樺湖からはすぐに登り。序盤は5,6%ほどで中盤一旦緩くなる。白樺湖からの標高差は600mほどなので2000m峠といっても長さは無い。
・大河原峠-佐久 [林道-●-幹線][☆景観]
  路面に段差(道路を横切る継ぎ目)の箇所があるが、タイトなカーブは山頂付近のみで時間が稼げる下り。
・佐久-野辺山 [林道--●幹線][緩やか●--急斜面]
  幹線道路。ゆるーい登り。野辺山手前は少し斜度が上がる。
・野辺山-ゴール
  清里で国道141号を外れた後は怖いくらいの下り、路面には縦溝。甲斐大泉駅までそこそこキツい登りがあり、その後は八ヶ岳高原線に沿ってアップダウンの細い道。想定していたより時間がかかった、ギリギリゴール予定の場合は少し余裕を持って。

○過去のプラン
・10時スタート-飯田泊-松本泊-午後ゴール
  Fujiから繋げた為に10時スタート、全然参考にならないプランだと思う。下手したらしらびそハイランドでの補給が出来なくなるうえに、乗鞍のゲートに間に合わなくなる可能性も出てくる。
  やはり1日目で乗鞍にどれだけ近づけるかがポイントか。高山泊だと位山峠が暗くなるため下呂で宿泊して早朝出発もいいかな。

○補給困難区間
・杖突峠-阿南町
  コンビニは無い。
・諏訪-佐久
  補給ポイントは霧ヶ峰と白樺湖周辺くらい。

○他注意点
・雨、濃霧による乗鞍通行止め
・しらびそ峠下り
・乗鞍下った後のトンネル
・飯田-下呂以外は標高600m以上。寒さに注意
・林道下りの動物



■SR600 KantoNord:605km 獲得標高12591m 制限時間55時間。
  獲得標高が最も大きい。中間地点の直江津で一旦海抜0mまで下るプロファイルは他2本と比べて独特。
  津南-直江津、渋川-桐生と大きな峠では無く細かなアップダウンで標高を稼ぐ区間があるのもポイント。制限時間が長いため2泊しやすい。

・スタート-滝ヶ原 [林道-●-幹線][緩やか●--急斜面]
  ほぼ平坦から徐々に斜度が上がっていく。
・滝ヶ原峠 [林道●--幹線][緩やか-●-急斜面]
  スタート地点から連続して上昇していく斜度。ラスト2kmは急斜面かな。
・いろは坂 [林道--●幹線][緩やか-●-急斜面][☆景観]
  滝ヶ原を下って日光からすぐにいろは坂。登りと下りが別の道になっており片側2車線。走り屋が多いが2車線あるのでそんなに危なくは無い。
・金精峠 [林道-●-幹線][緩やか-●-急斜面][☆景観]
  中禅寺湖で一旦平坦になり、その後金精峠へ。スタートからここまでは1本の峠みたいなもの。
・金精峠-片品 [林道-●-幹線]
  一気に下るため明け方だとかなり冷える。道幅があり走りやすい。ここに1件あるデイリーヤマザキを越えると次のコンビニは水上。
・坤六峠 [林道●--幹線][緩やか-●-急斜面]
  片品から斜度5%ほどの淡々とした登り。
・坤六峠-水上
  坤六の下り、洞元湖までは急坂。道幅も狭くあまり速度は出せないかも。国道291号に出るとコンビニや商店など。PCの歴史民俗資料館は国道から少し東に入ったところ。
・水上-赤谷湖 [林道●--幹線][緩やか-●-急斜面]
  5%ほどの登り&下り。意外とキツい。赤谷湖にローソン。
・三国峠 [林道--●幹線][緩やか●--急斜面]
  斜度はあまり無い。頂上のトンネルは長く狭い為、車に追い抜かれるのは少し怖いかも。
・三国峠-越後湯沢
  気持ちいい下りが続いた後に路面状態の悪いトンネルが。下りで速度が出てるうえにボコボコで取り付けが甘いライト等吹っ飛びそう。湧き水で濡れていて車通りもそこそこある。
  越後湯沢駅西の通りは道幅が狭いわりに交通量が多く、脇から急に出てくる車に注意。夏は暑くなることも多い。
・十二峠 [林道-●-幹線][緩やか--●急斜面]
  距離は短いが急斜面。
・十二峠-津南 [林道--●幹線]
  峠を下ると国道117号。津南までは緩いアップダウンのほぼ平坦。コンビニや飲食店など直江津まで最後の補給ポイント。
・津南-直江津 [林道●--幹線][アップダウン]
  プロファイルからはわかりづらい難所。ひたすらアップダウンが続く。道幅は狭いが車通りは殆ど無い。下り部分は若干荒れている路面も。夜間や濃い霧が出た場合はかなり時間がかかる区間となりそう。港に相当近づくまでは店が全然無い。
・関田峠 [林道●--幹線][緩やか--●急斜面]
  直江津から20kmほど平地が続いた後、関田峠の登りへ。斜度、長さを考えるとKanto Nodeで一番キツいかも。
・関田峠-湯田中 [林道●●-幹線]
  細い九十九折を下った後は野沢温泉ふもと。すこしごちゃごちゃした木島平の村役場からは緩い登りで下ったら湯田中。
・渋峠 [林道--●幹線][緩やか-●-急斜面]
  斜度はそれほどでもない、がとにかく長い。
・渋峠-榛名山 [林道--●幹線]
  渋峠を下って草津-長野原-榛名山の登りに入るまで下り基調。店は沢山あって補給には困らない。
・榛名山 [林道-●-幹線][緩やか-●-急斜面]
  あまりカーブが無くてだらだらと登る。ピークの榛名湖周辺には食事処は沢山。
・榛名山-渋川 [林道--●幹線]
  交通量の多い下り。伊香保まではカーブがキツく、観光,路線バスが詰まって長い渋滞が発生することも。無理しても仕方ないので諦めてゆっくり下ろう。伊香保からは一直線の下り、スピードの出過ぎに注意。
・渋川
  市街地通過でちょっと信号。
・渋川-桐生 [林道-●-幹線][アップダウン]
  からっかぜ街道。アップダウンが続き、コースプロファイルをぱっと見たより時間がかかる。その名の通り向かい風にやられることも。
・桐生-足尾 [林道--●幹線][緩やか●--急斜面]
  ゆるーく登っていく。くろほねやまびこ道の駅、草木湖にデイリーヤマザキ。どちらも夜は閉まる。
・柏尾峠 [林道●--幹線][緩やか-●-急斜面]
  最後の峠、一部舗装が悪い箇所がある(登りなのであまり問題にはならない)。平均斜度は中程度。横根高原の左折ポイントを見逃して下ってしまわないように。
・柏尾峠-勝雲山 [林道●--幹線][緩やか--●急斜面]
  柏尾峠で終わりと思わせておいて横根高原までの登りが平均8%の急坂。
・横根高原-ゴール [林道-●-幹線]
  路面状態は綺麗。九十九折が終わった後に脇に民家がぽつぽつ出てくる。民家や脇道から出てくる車に注意。下りきってからもゴールに近づくまでコンビニは無い。

○過去のプラン
・3時スタート-直江津泊-渋川泊-午前ゴール
  渋川に泊まらずにそのまま走って夜中ゴールを考えていたが、雨にやられて渋川のホテルへ。終わってみれば楽に走るのには悪くない宿泊地だったように思う。直江津の前となると津南、この辺は宿が高い上に少し早すぎる。やはり最初は直江津泊か。

○補給困難区間
・いろは坂-片品(いろは坂頂上、金精峠下りに入ると自販機あり)
・片品-水上
・津南-直江津
・足尾-ゴール(夜間は遥か手前からコンビニ開いて無い)
  幾つか上げたがどこも距離は長くない。
1本の峠が終わるとだいたいコンビニがあって補給にはそれほど困らない。最後の区間が夜になる場合は渋川を過ぎた先のコンビニで補給を。

○他注意点
・越後湯沢の暑さ
・越後湯沢駅前の交通量
・白根山の活発化による通行止め(2014/9現在は日中のみ通過可能)
・津南-直江津、渋川-桐生のアップダウン区間で所要時間の見誤り
・横根高原下りで路地から出てくる車



私の場合、林道の下りや2000m超峠の下りを夜走るのはできるだけ避けて走行計画を立てるようにしている。

2014年9月29日月曜日

SR600(ランドヌール)を走るために

  今回のSR2400、翌週の全力Fuji(雨でDNF)、去年走ったぶんを入れるとここまで8本。中でもこの3連戦はSR600が何なのか1本だけではわからなかったものを見ることが出来たように思う。

  走ってみて感じたこと、SR600の走り方などをまとめてみた。


■SR600と通常のBRMとの差
  SR600の走行距離は600kmで獲得標高は10000m以上。一番楽なFujiで体重60kg+車重15kgの私の場合通常のBRM(距離600km/獲得6000m)の約20%増しの時間がかかる。(720km相当)
  体重の重い人はこれよりかかり、もっと軽い人は更に差が無くなる。テキトー計算だと体重が80kgで更に+10%くらい遅くなりそう。


■SR600がキツい理由
  50時間で+30%,780kmと考えるとAve15.8km/h。途中での足切りタイムが無いことからBRMと違い時間を一杯まで使える。これだけ聞くとそんなに難しくなさそうだ。

  もしSR600をキツいと感じる場合原因は恐らくこんな所にある。

1)BRMの600kmがギリギリ
  殆ど睡眠をとらずに40時間走り続けてのゴールする人の場合、その後更に10時間起き続けないといけないわけで活動限界的に厳しすぎる。

2)漕ぎ続けることに慣れていない
  長距離を走っていて疲れてくると連続的にトルクをかけ続けられなくなる。少し漕ぐ->滑走する->速度が落ちたら漕ぐ、の繰り返し。
  平地ならこの走りで大幅な速度低下は起きなくても登りでは無理。疲れてきて脚が止まってしまう人は回し続ける練習をしよう。出力は低くてもいい、漕ぎ続けることが大事。

3)自分の走力が良く分かっておらずプランニングが出来ない
  ある程度厳しいサイクリングをする場合に重要なのはコースを見て所要時間がわかるかどうか。SR600はスタート時刻や途中の休憩ポイントを自分ですべて決める楽しみがあるが、これも脚が見積もれてこそ。
  走力がわかればゴールにぴったり時間を合わせて途中でギリギリまで休憩することが出来る。ノートラブルで走れた場合はこれだけかかって、疲労度はこのくらいで…。そこまでわかれば自分にベストの走行計画を立て、あとはトラブルが起きないことを祈るのみ。

4)短い坂で出力を上げ過ぎ
  ブルベ参加者と走っていつも思うのが短い坂で一気に出力を上げる人が多いこと。完全に無酸素運動域に入ってる人も少なくない。
  もちろんそれで最後まで持てばいいのだが、筋肉や心肺にダメージが残るようでは走りに失敗している。閾値を行ったり来たりするような走りは疲れて眠くなりやすい。

5)ギア重すぎ
  登りでも平地と同じ感覚で走れれば時間がかかるだけで済む。ギアが足りずにケイデンスが低くなった場合筋肉や関節へのダメージが大きい。軽いギアを回しても平地と全く同じ感覚にはならないとはいえ、それでもケイデンスが60以下が続くようであればギア比を見直すべき。
  宇都宮山岳でご一緒したヤハギさんはかなり走れる人であるのにフロントトリプル使用、さとうさんもMTB用クランク。私は普段34x27を使っていて、SR600を1本ならこれで問題は無いものの3連続の時は全く足りないと思った。
  「走れる」のと「ダメージを極力抑えて走る」のは別。39x23だって問題無く走ることは出来るが、フィジカルのダメージで恐らく後が続かない。

4,5はあくまで一般論。無酸素域に入れようが重いギアを踏もうが疲れず走れる人なら何の問題も無い。

6)補給に失敗する
  山岳を繋ぐSR600は補給ポイントが少ない。100km以上補給困難な箇所もあり事前の計画や補給食の所持が大事。

7)気温の変化にヤられる
  SR600の特徴は『天候による難易度の差が通常のBRMより激しい』ってこと。
  真夏は峠を下った後の熱中症が怖く、春や秋では峠の寒さが怖い。特に大雨が続いた場合の体温低下は大問題。
  通常のブルベでは2000m峠なんて登っても1本。そこの雨で体が冷え切っても着替えを持っていたりコンビニで衣類を調達すれば回復はできる。これが2本,3本と連続するとなると話は変わってきて、下りで冷えない為に登りで汗をかかない走りをする必要も出てくる。心も折れやすい(また雨の下りで冷える為に登るのか…)。

1),2)は体力Upが課題。3),4)は走り方、5)は機材、6),7)は装備でなんとかなる。


■どういうプランが安全か
  速い人は何が起きてもどうとでもなるし、時間一杯な人はそもそも選択肢が無い。ただ安全策をとるのなら夜間の峠は出来るだけ避けたほうがいい。
a)街灯も無く暗いため下りでの速度UPが見込めない。
b)動物と衝突する危険。
c)走り屋がいる。
d)トラブル(特に雨での低体温症)発生時、店が開いてなくて大変。

a),b),c)は1000m程度の林道峠、d)は2000m級の峠。
  渋峠、麦草峠、乗鞍岳等の2000m超峠は山頂に土産屋などの施設があり、営業している昼に通過するのであれば財力で様々な事態に対処できる。
  例えば乗鞍は輪行袋に詰めて山頂からバスで下山が可能。体調不良時に救急車や人の助けを呼ぶのではなく通常営業のサービスでリタイアできるのがいい。


■適した装備
  BRMと同じでいいと思う。暑さ寒さ対策はBRMより慎重に。特に上下しっかりとしたカッパ。峠ではよく濃い霧が発生するため、ハンドル上だけでなくハブ軸あたりにライトがあると便利。
  PC通過証明撮影用のカメラは予備で2つ、デジカメとスマホがあればいいか。再帰反射看板の夜間撮影はカメラと別位置からのライト照射等なにかしら工夫が必要な場合がある。


■x連続に必要な走力
  最初に述べたように私の場合は720km+α(日本アルプスと北関東の場合)。1日あたり通常ブルベを360kmのペースで走れば48時間ゴールで延々と続けられることになる。多く見積もっても400km弱、これはそこまで難しい値では無い。持っていく装備の選択など1本だけの時とは違った楽しみが味わえるのでヒマな人は是非。


■結局SR600(x3)ってなんなの?
  天候が荒れた中3連続を走って思った、これは総合力を試されるブルベであると。
単純な走力、雨やトラブルを見越してのプランニング、ダメージを残さない走り、補給、トラブルへの対処法、まだまだ上達したいことは多い。悪天候で楽に終われなかった故に得れた物もあったはず。台風バンザイ。(次は走りたくない)

2014年9月25日木曜日

SR2400_16:帰宅。感想と壊れたものいろいろ。

  SR600x3は終了し、あとは家までの平坦140km。
既に終わった感で一杯でどうにもしっかり走れない。最後に1泊せずに予定通り夜23時のゴールとなった場合、翌朝5時(スタートから200時間の目標)に家に辿り着けたんだろうか。多分無理だった気がする。

  前日しっかり寝てるので眠くはないものの、タレまくっててのんびりと家まで走る。
ホイールの修理で自転車屋に寄るのも考えたが、持ちこんで直ぐに直してくれるかどうかわからないし、平地だから脚を止めなければ大丈夫。
  最後に埼玉市街地を通過したらオッチャンが逆走してきた挙句にこっちに文句、流石にカチンときて停車して(紳士的に)咎めると「警察行くか~」と騒ぎ出す。いや逆走してて危ないのアナタだから。逆切れにも程があるし、相手にするのもバカバカしくてさっさと先へ。埼玉は恐ろしいところだ、次から通るの止めよう。

○帰宅 8/17 19:30
  総時間は214時間。予定より14時間オーバー。
走行距離2439km、獲得標高41250m。2011年PBP後のアルプスサイクリングのほうが登ってるけどあれは28日間、9日間でだと過去最高の獲得標高。

  思ってたほど疲れていなくてビックリ。
翌日の通勤を自転車で行くことに全く躊躇しなかったし、北関東初日に痛かった膝もゴール時点では問題無し。正直ちょっと拍子抜け。いや、目標タイムで走れなかったわけで速度を落とせば楽になるのは当然か。楽、って言っても序盤の台風や雨での低温は相当厳しかった。

  今回走ってみて「SR600は通常のブルベ(距離1kmで獲得標高10m)の2割増し、720kmに相当する」と思った。
これで制限時間は25%増えるため600kmよりも時間が余ってラクと感じられるのに納得。この辺りは多分体重による差が大きいかな。

  過去北海道1200+埼玉600=4000を14日間(後夜祭などがあったため実質12日くらい)で走った時は体がボロボロだったけど、今なら360km/dayは無理せずに続けられそうだ。洗濯などで時間がとられてることを考えると人のサポートを受ければ400km/dayで2週間は十分に行けるだろう。で、RAAM参加を考えることになる。



■壊れたものいろいろ

  フリーを取り外してみた。
  あれ?なにか中に落ちてる。

  ツメを止めてるバネが折れてしまっていた。
浸水して動きが悪くなってるだけかと思ってたが、よくこれで300km以上走ったもんだ。しかし汚い…

  左が折れたバネ。
じんじんさんからカンパのスモールパーツで同形状のバネ手に入ると聞いて購入したのが右のヤツ。太さが若干違ったが、まあ元通り。

  レースにしか使っておらずほぼ新品だったグローブはボロボロ。
雨で濡れたグローブをコンビニの度に絞っていたのが原因。これグリップが良くて気に入ってたのにな。

  アリオネは、もうかなり使い古されていたけどここまでじゃなかった。
表面の皮が剥がれてスポンジ状のものが露出しレーパンがくっつく感じがしてストレスに。これも雨が原因か。

  SRAMのRED標準のGOREワイヤー。
シフトワイヤーのコーティングが剥げ、これがアウターに詰まって4日目くらいからシフトの引きがめちゃ重くなった。錆だと思ってたが違ったようだ。

  他には
・TopeakのDynapackDX: 金属疲労による破損
・バーテープ: ずっと雨でこれもボロボロ
・ディープリムに溜まった水: 帰宅1週間後にタイヤを外したらまだかなり溜まっていた
・フレームに溜まった水: 振るとチャプチャプする。が、シートポストはおろかブレーキやBB、ダウンチューブ下のワイヤー受けまで全て外しても水は排出されない。自然乾燥を待つが2週間経っても状況はかわらず。シートチューブとシートステイの接合部分(内部)に少し亀裂があってそこから入っていったっぽい。ある角度でフレームを振り下ろすとちょろっと水が出てくることがわかり、夜中に裸で2時間ほどフレームダンスを続けて排出。

  ダメになったと思われたが乾燥後に復活したもの
・デジカメ RX100: 画質は気に入っているが非防水。北関東の渋峠以降電源が入らなくなる。5日後くらいに復活した。
・ライトMOON XP300: これも電源が入らなくなる。リフレクター内部に浸水。数日後に復活。
・iBike(パワーメーター): 裏の電池ボックスから内部に浸水したようで液晶まで水。2日目以降ずっとバッグに入れてたが帰宅後も電源入らず。諦めて木曜に新しいiBikeを注文したら翌日に復活した。


■幻の第3話 最強!灰澤兄弟現る

兄:「なんだ~そのちっぽけなチェーンリングは」
弟:「兄者、こいつコンパクトクランクなんて使ってますぜ」
兄:「こんぱくと~?そんな物で平地最強と言われる我ら灰澤兄弟に勝てると思っているのか」
弟:「このまま2人で速度を上げていきましょう、すぐにギアが足りなくなって千切れますよ」
兄:「よし弟よ、灰澤ローテーション☆」

弟:「ヤツが笑っています、STIに手をかけました」
兄:「ははは~アウタートップからどうしようというのだ。我々にはまだトップ11Tが残っている、勝負あったな」
弟:「ぜ、ぜっとがフロントをインナーに!」
兄:「この速度域でインナーだと、ヤツの脚はどうなってるんだ」
弟:「まさか、これが噂に聞く…光・速・ケ・イ・デ・ン・ス」
兄:「まぶしい、クランクから光が、うわぁ」

2014年9月12日金曜日

SR2400_15:試されるマクガイバー、ギリギリのゴール。

□8/17
  もう一泊してもSR600北関東のクローズタイムには間に合うとの目論見だったが怖いのが最後に控える峠、横根高原。標高差よりも斜度が問題で、登り下りの平均10%超あとは平地ってなコースだとAve15km/h出ない恐れがある。
  出発前にデジカメのスイッチを入れようとしたら電源が入らない。雨で水没したのか?復活を祈りつつバッテリーを外してバッグに突っ込む。ここからはスマホのカメラで。

○ホテル出発 8/17 2:00
  そしてもう一つの問題、ホイールの調子は更に悪化。フリーはかなりの頻度で回らなくなり脚を止めたらRDがもげる可能性大。平地なら脚を回し続ける手もあるが、この先峠が控えているとなると厳しいか。やぱり昨日自転車屋を探すべきだったか。
  後悔しても始まらない。こんな深夜に開いてる店、コンビニでなんとかするしかない。このホイールは六角レンチとハブスパナがあればフリーが外せたはず。薄いスパナあるいはペンチを買うか、クレ556のような浸透性が高いスプレーでフリー内部を洗浄するか…

  どちらも見当たらず、手にしたのはZIPPOのオイル。
こいつをフリーの隙間から爪がある部分に流し込む。ベアリングがダメになっても仕方なし、あと100km持てばいいんだ。
  フリーを回転つつオイルを垂らすと動きはなんとか復活した。よかった、ロングライドでは手持ちの物で応急処置できないとやってられない。もっといい方法はあったかもしれないし、マクガイバーにはまだまだ遠いか。

  このメンテでゴールに必要な速度は15km/hを上回らねばならなくなる。

○PC16 道の駅くろほねやまびこ 8/17 4:35

  雨は降り続けている。
ホイールは、オイルを垂らすと40kmくらいは回転が復活するようだ。朝になったらどこかで556を手に入れたほうがいいかもしれない。このSR600KNはその前にゴールかな。

  横根高原への登りは、予定していたコースと違った。宇都宮山岳ブルベの復路でくろほねやまびこから戻った時のルートだと思っていたのだ。あれはなかなかの斜度だったから身構えていたけど、思ってたほどではなかった。
  それでも疲れはあり、相変わらず「エターナルダンシング」だとかアホなことを考えながら登ってたら左折ポイントを見落とし、ミスコースして下ってしまう。

○PC17 横根高原 8/17 7:20

  ここまで来ればあとは下りを残すのみ。
自転車さえ壊れなければタイムアウトは無い。だが一番の不安はそこで、フリーを出来るだけ空転させないように下ろうとするも長く続く下り&雨で難しくてドキドキ。

  平坦区間まで下ってあとはランでも間に合うとなった時点でようやく安心。コンビニで朝ごはんを食べ、ゴールへ。

○ゴール 8/17 9:32

  タイムは54時間32分。
1泊増やしてギリギリゴールプランに切り替えたとはいえ、かなりのギリギリ度合だった。

  ハンドルのMOON XP300は水没して数時間前に死亡(後に乾いたら復活)。リフレクターの中に水が溜まっていた。どうやったら完全密閉のここに溜まるんだ。

  ゴールはまだここじゃなくて自宅。あと140km。フリーは、平地だから脚を回し続ければなんとかなるかな。

  獲得標高を少し稼ぐため、古賀志林道に登ってから自宅へ向かう。


  内輪ネタに走ったため人気低迷が続いたインフィニティークライマーZは今回で連載中止となりました。 ご愛読ありがとうございました。(途中ツイートした話の再掲載です)

■第4話 届け、無限の彼方へ。

「くらえ、エターナル・ダンシン…ぐわっ膝が」
「1000m峠だとナメて貰っては困る。北関東最後の将、横根高原。一度見た技は通用せん」
「みんな、オレに最後の力を」
「なんだこれは、上体の振れがクランクと完全に調和している」「この軌跡は…、インフィニティ!」

※クランクの動きって8の字っぽいからネタ的には∞だよなー、とインフィニティークライマーZのタイトルは最終日のこの横根高原との戦いで生まれたのです。

2014年9月10日水曜日

SR2400_14:雨で挫折、もう一泊。

□8/16
  2:00起床。止んでないかなの期待空しくやっぱり雨。

○PC10 直江津港 8/16 2:48

  写真を撮った直後にフェリーターミナル内の電気が消える。こんな時間に消灯なのだろうか?

  寒さを感じるほどではないが、それでも長丁場で体を冷やしたくなくてゴア上下を着て汗をかかないようにゆっくり走る。
  しかしこの先に控える関田峠、カッパ着てゆっくり走って楽しめる峠では無かった。

  ケイデンスガタ落ち、やっぱり34x27は私の脚じゃサイクリングしようと思ったら足りないよ。帰ったらMTB用のリアかフロント入れる、絶対変更する、そんなことを考えながら重いギアを踏み踏み。

  夜が明けてきた。晴れていたら気持ちよさそうな高原だ。

○PC11 関田峠 8/16 5:34

  一番寒い時間帯を雨の下り。霧で視界も悪い。ホント今回こんなんばっかり。

  下ってしばらく平地の後、木島平からまた少し登り。ここの下りから湯田中までの間で雨が上がる。
  よかった、これなら渋峠を降られずに登れるかもしれない。雨の下りはイヤだけど、登りももちろんヤだ。なにより汗を抑えないといけなくて速度が出ない。

○PC12 湯田中ローソン 8/16 7:56

  ローソンの前が湯田中駅。ここには足湯がある。

  自転車に乗ってる時って足がふやけるのがイヤで足湯に入ったことは無かったが、もう雨で足はフヤフヤ。だったら少しでも温めたほうが気持ちよかろうとしばし休憩。

  あーいくらなんでも休み過ぎた。そもそも関田峠が予定よりかなり時間かかってるから、もう少し速度上げないと23時(SR600Fujiスタートから8日後)までにゴールできなくなっちゃう。渋峠は若干パラパラと降ったがカッパを着ずに、少しペースを上げて。

○PC13 渋峠 8/16 10:47

  渋峠で降られないなんて、そんなことあるわけが無かった。
ここまではまだ小降りでカメラバッグをコンビニ袋で覆ったのみだったが、国道最高点あたりで一気に土砂降り。慌てて完全雨装備へ。

  視界も全然ないし、ここの雨はホントにキつかった。対向車の水しぶきがアトラクションなほど水が溜まった路面。峠なのに。
  そういやこの雨の中、10人ほど登ってくる人とすれ違った。皆バラバラのジャージだったら防寒具など持たない驚くほどの軽装。クラブ内でヒルクライムでもやってたんだろうか?上に車が待ち構えてるのでもなければ寒さで死ぬって。

  ゴアカッパなどたいして役に立たない大雨、体も冷え切ってしまって草津で温泉へ。

  助かった、ここが温泉でよかった。この雨の中走り続けるのは厳しかった。昨日が洗濯デーで乾いたジャージがもう1セットあるのも運がいい。

  温まった後は食事をしながら今後のプランを練る。
どうやら赤い色の豪雨ポイントはちょうどコースに沿って渋川へと向かうようだ。ここで暫く時間をずらすしかないだろう。

  乾いた服はあと1着。もう一度峠で雨に降られたら、走り続けることは難しいかもしれない。
はっきり言ってもう気力が持たない。SR2400を200時間完走との大目的があったのだけど、遂にここで気持ちが折れた。渋川に泊まろう。もう1泊してもSR600北関東のクローズに間に合う余裕は十分ある。

  小雨の中を榛名山へ。
ここでホイールに異変が。チェーンが外れたかのようにフリーが200度くらい空転する時がある。雨でフリー内に浸水して爪の動きが渋くなっているのかもしれない。

  足を止めていると稀にフリーが空転しなくなってRDが伸び切り、その時点でようやく回りだしてRDがバチンバチンなる事態も。これは下手するとRDかエンドがもげるぞ。

○PC15 ヤセオネ峠 8/16 17:44

  ここから渋川までは下り。しかし疲れた、雨じゃなくて坂が疲れた。おそらく目標達成を諦めた挫折感も疲れを増しているんだろう。

  下りは雨あがる。さあホテルに入って休もう。いや、ホイール入手を考えたほうがいいかな?

  祭りをやっていてSRのコースは車両通行止め。ただ警察官の話だと自転車は通ってもいいとのこと。歩行者の間を走るのも危ないと思い迂回してホテルへ。

  雨やんでよかったね。少し寄ってみたい気もしたが、ホテルに入って洗濯して睡眠。


  好評につき連載決定!
■インフィニティークライマーZ第2話 さらば灰神、高原の風と散れ。

  激闘の末、灰神を倒したZ。
灰神は打倒Zに燃え、サイドワインダーに代わる新たな必殺技を編み出すことに成功する。

「脱衣」
  登坂中に服を脱ぎ捨てることにより軽量化するという灰神究極の奥義。しかしZとの再戦の前、圧勝と思われた草レースで思わぬ敵に苦戦する。

「やめろ、灰神。オマエそれ以上脱いだら、どうなるのかわかっているのか」
「たとえこの体がどうなろうとも、オレは勝つ為に脱ぐ!」

  反射ベストを残し全てを脱ぎ捨てた灰神。勝利の代償に手に入れたものは、自転車界永久追放という重すぎる処分だった。

「オレは後悔していない。風が、下半身への風が気持ちいいぜ。」

2014年9月9日火曜日

SR2400_13:雨の隠れボス

  三国峠の手前、赤谷湖のローソンは寄らなくていいかな。登って湯沢まで下ればコンビニPCだし。
  この辺りから降りだしてきた雨。またか、この前の栄村も埼玉600も三国峠雨だったな。あまり強まらずに小雨程度で済んでるのが幸い。

○PC7 三国峠 8/15 13:52
  雨のおかげで暑くはないが、寒いの嫌いだから暑いほうがいいんだよなあ。

  三国トンネルを越え新潟に入ると雨は止んでいた。前回と同じパターンだ、下りが雨で無くて良かった良かった。

○PC8 越後湯沢711 8/15 14:53
  国道17号を外れて越後湯沢市街へ。
普段17号を走るからこの道を通るのは初めて。観光なのか地域住民なのか、狭い道に車が密集していて走りづらい。

  あんまりオナカ減ってなくて少しだけ購入。

  ここから新潟までは、十二峠があるくらいで下り基調かな、天気も回復したしそんなに遅くならずに直江津に着きそうだ。

  って考えたのは大間違い。
十二峠、こんなにキツかったっけ?通行止めだった時迂回路の一本北の峠は激坂なんだけど、ここはそうでも無かった記憶があったのに。それに峠登りからまた雨。ホントにウンザリ。

  津南の先、国道405号のアップダウンがこのSR600北関東の隠れたボス。
  金精峠だの渋峠だの標高が高い峠は斜度もそれほどでもないし、道幅も広くて走りやすい。だけどこの405号は、どこまで続くのか見当がつかない細い山道のアップダウン。数十km走ってすれ違った車は2台だったかな。

  しかも霧。視界はめちゃ悪くて下りも速度出せない。日が暮れてたらもっと大変だっただろう。

○PC9 道の駅の雪だるま 8/15 18:30
  あたりは暗くなってきた。霧も白じゃなくて灰色だよ。気分と同じ灰色。
エターナルダンシングが誕生した第1話、灰神さんとの戦いを考えながらタラタラ走る。

  雨は止む気配無し。
この後も直江津に着くまでずっと細い道。そこそこ大きな都市だから中心に近づいたらコンビニ出てくると思ってたら、港から2kmほどまで何もなし。

○ホテル着 8/15 19:15
  コンビニで夕食を買って食べながらチェックイン。
次のPCである港のすぐ前だけど暗いし雨だから写真は朝でいいか。


■特別企画 インフィニティークライマーZ第1話あらすじ

  Zと灰神との戦いも終盤にさしかかる。カーブの先に現れたのは見たことも無い激坂。
「ははは、この坂を登り切った者は今まで誰もいない。見るがいい。サイドワインダー!」
「灰神の動きが妙だ、頂上に向かって真っ直ぐ走っていない。ヘビのようにウネウネとしたあの動きは…。そうか、大きくナナメに走ることで実質的な斜度を下げるという、なんて高度なテクニックなんだ」
「オマエにこの坂は無理だ。さっさと引き返して牛のオッパイでも吸ってるんだな」

  一見合理的で隙無く見えた灰神のサイドワインダー。
しかし走行距離が長くなる為実際の登坂速度はそれ程でも無いことに気付くZ。
「この坂を一直線に登ることが出来れば、ダンシングならあるいは…」
「だんしんぐぅ?バカかオマエ。これだけの長い坂、ダンシングで持つわけないだろうが」

「思い出して、ダンシングを繰り返して登坂したあのタンデム練を。ストーカーの私、実は全然漕いでなかったのよ」

「これだ!無駄なエネルギーを抑えたダンシング、舞い上がれオレの脚、鳴り響け魂の鼓動、エターナル・ダンシング!」
「バ、バカな。永遠に続くダンシングなど、ある…はずが…ぐわぁ…」

2014年9月8日月曜日

SR2400_12:エターナルダンシング誕生

□8/15
  スタートから7日目。
そろそろ慢性的な疲労が出始める頃だが、体の調子は想像してたほど悪くない。

○ホテル出発 8/15 2:45
  ホテル鶴からスタート地点は目と鼻の先。

○SR600 Kanto Nord スタート 8/15 3:00

  スタートは写真を撮って主催者にメールしなければならない。このメールアドレスが去年から変わっていてちょっと焦る。

  調子は悪くは、なんて書いたものの走りだしてみると左膝が強く痛む。普段から痛めている箇所で、今回も走り出した直後から若干の痛みを感じる時があった。
  もう毎度のことだし、酷くもならないしで気にすることも無く走ってきたが、ここにきて遂に走りに影響を与えるほどになってきたか。

  膝痛は痛み止めが効くことが多い。SR600もあとこれ1本で終わりだし、痛いのを我慢して走るのもヤなので躊躇せず痛み止めを飲む。
  暫くすると痛みは和らぎ、って飲んだのはここだけでこの先もう痛み止めを飲むことは無かった。早朝の出発で温まる前に膝が冷えたのが原因だったのだろうか。

○PC2 滝ケ原峠 8/15 5:09
  宇都宮山岳200km(渋峠ゴール)でも走った道。
かなり全力で走ってるのに7,8人着いてきてて、頂上辺りでようやくフィリップさんと2人になったなーとか思い出しながら登坂。

  斜度はそれなりにあってキツめ。まだ膝の痛みは消えてなくてヒイヒイ。走っているのは意地。

  日光まで少し下った後はいろは坂。走り屋(車)が多いから気を付けないとね。

  んーいい眺めだ。スタートを3時にしたのはちょっと早いかもと思ってたけど丁度良かったな。

  登りきって中禅寺湖へ。この辺りで一旦平坦になるが、まだまだ登り。

  金精峠から登ってきた方向を。

○PC3 金精峠 8/15 7:30

  滝ケ原峠と比べると長さはあるが、斜度はキツくない。
ここからは一気に下り。まだ8時前で寒い。

○PC4 尾瀬大橋 8/15 8:14

  ここは橋の写真を撮るか、デイリーヤマザキのレシートでPCチェック。

  橋の上から。

  デイリーはEdyが使えない店があるからスルーして他のコンビニに入ろうと思ってたら、この先坤六峠を越えて水上まで無かった。(しかもそれがデイリーヤマザキ)

○PC5 坤六峠 8/15 9:53
  昔アンカーの田代選手が「体重が60kgを切る選手はダンシングが長く続けられる」というようなことを言っていた。ダンシングの仕方にもよるのだろうが、これは私も感じていて61kgを切ってくるとかなり軽快にダンシングできる。軽いので体を持ち上げる労力が少なくて済むんだと思う。
  今回のSR前に体重はなんとか調整でき61kgを切ることができた。ここまで筋肉への負担を考えてダンシングは控えてきたが、もう残り1日半だしガンガンいこう。

  延々と続くダンシング、いやここは永遠だろう。英語にすると・・・エターナルダンシングか?なんて厨二な素晴らしい響き。
  後ろを振り返って一人を確認し(誰かに聞かれでもしたら恥ずかしいからね)声に出してみる。「エターナル・ダンシング!」カッコ良すぎる。これはもう必殺技ではないか。相手は死ぬ。

  ここまでのライドで疲れていることもあって、高々3分しか続かない永遠ではあったのだけれど。

  ロングライドはヒマだ。景色がいいといっても自転車の速度じゃそう変化を感じられるわけじゃない。
  まあつまり、私は走っている時の大半は本当にどうでもいいことを考えているのだ。とても下らないこと、そう、今回はこの「聖闘士星矢のような自転車マンガ」が自分の中で大ヒットした。最近は弱虫ペダルってマンガが流行ってるらしいが、きっとこんな風に必殺技を叫んでいるんだと思う。
  やっぱりアレだな。「登坂系奥義!」とか頭につけるべきだ。その前に「天上へといざなう永遠の舞」とかなんかそれっぽい前置きも必要だろう。

○PC6 みなかみ歴史民俗資料館 11:46
  そんなことを考えてたらあっという間に次のPC。

  でもここは道から少し中に入ったところにあって、10分くらい探したんだっけ。
晴れてて気持ちよかったのはここまで。