2014/08/21

SR2400_02:見送りを受けロングライドに覚醒する

○8/8
  朝からの出発準備が思ったより手間取る。GPSのルートやPCの位置確認も2本あると大変(fujiはもう何度も走ってるので作業なし)
  昼には寝るつもりだったのが、結局準備は夕方までかかってしまった。それに遠足前の子供みたいにドキドキして眠れない。

□自宅出発 8/8 21:15
  スタートまでは30km、ゆっくり走っても1時間半あれば間に合う。
しっかり休養した脚の感触を確かめながら、高尾駅へ。調子はこの上なくいいようだ。200W程度で軽く坂を登っている限り疲れる感じが全くしない。
  いや、疲れる感じどころかペダルを漕いでる感覚すらない。例えるなら、そう息をしてる感じか。

  こんなに調子良く感じることなんて今まであっただろうか。ヒルクラの練習はしていないし、体重や体脂肪率もやや多いため速く走るのは出来ないかもしれない。でもロングライドに対する状態は過去最高なんじゃないだろうか。
  まるで何かに目覚めてしまったような、これで今回のSRが完走出来ないなんてことあるはずが無いと思えた。

□高尾駅到着 8/8 22:35
  まだ出発まで時間はある。スタートチェックのレシート入手とは別に食事を買っていると、見慣れた自転車乗りが入ってきた。


  「奇遇ですね」
Eijiさんだ。東北1700や日本縦断2700などのロングイベントに何度も参加している日本屈指のランドヌール。強い向かい風の中、そのガッシリとした体を風除けに何度も楽をさせて貰ったっけ。

  わざわざ見送りに来てくれたのか。家はすぐ近くなんて言ってるけど、立川からここまでこんな時間に走ってくるのが「ちょっとそこまで」なわけは無い。
  照れ臭いので特に有難うも言わず「あれ?今日SRですか?」なんて返したが、とても心強く感じた。これはもう走るしかないよね。

□高尾駅出発 8/8 23:04
  レシートを受け取り出発。fujiはもう5回目のスタートとなる。初回が落車DNF。2,3が完走で4回目は体調不良でDNF。
  参考にするタイムは全力で走った初回。ここから1割遅いタイムを目指すのがいいんじゃなかろか。タイムで1割違うというと出力ではもっと差が出る。程よいペースで、何より急加速を行わないように心掛ける。前の時は信号が青に変わると同時にダッシュしてたっけ。


  青梅を抜けたあたりで24時を迎えた。8/9、ここからいよいよ山岳コースが始まる。

  名栗へ向かう小沢峠への右折ポイントを見逃してミスコースしてしまった。何度も通っている道なのに登りが気持ちよくてそのまま進んでしまったのだ。
調子イイ時って登りでミスコースするよな、とあわてて引き返す。最初の峠、山伏峠の前に

  給水ポイントで補給。この辺りは公衆トイレも数多く存在する(山伏手前左側にもある)のだが、いつもここで水を汲むことにしている。

  夜中の山伏峠では何度かシカと遭遇した。
登りで速度が出ていないからいいが、下りで道の真ん中に居られるとホント怖い。多分相手も怖いだろうが。

□PC1 山伏峠 8/9 01:06
  去年より12分遅れ。青梅市街での信号ダッシュを控えたのが大きいようだ。ただキッチリ1割減なので、ペース自体は狙い通りでいい感じ。

  対向車が来ていい写真が撮れるかもとあわててシャッター。しかし残念ながらSR600のフレームバッジが写っておらず提出用には使えないか。

  ここから秩父までは下り。夜中の大型はまとまって走っていることが多いため、一旦集団をパスさせてからその後ろを下った。

  2:30。鬼石の公衆トイレで2回目の給水、ここもまた事前に計画していた。4回目の時に暑さでやられて大休憩したポイント。

  富岡市街を抜け、碓氷峠が近づくにつれて向かい風が強くなってきた。
現在台風が西のほうに接近してきている。折り返した後の明日は向かい風が予想されたが今日は東風で楽できると思っていたのだが。

□PC2 めがね橋 8/9 04:55
  前回より44分遅れでPC2到着。

  空は徐々に明るくなってきた。
目標の4:30に着けなかったのは向かい風だけの問題ではないだろう。絶好調なんて思ってたけど、実はあまり速く走れていないのかもしれない。

  夜明け時の独特の雰囲気か、碓氷峠を登っている間に眠気がやってきた。頂上で自転車を止めて少し目を瞑る。

  そろそろ手持ちの補給食が尽きてきており、この辺りでコンビニに寄りたいところだ。
予定していた中軽井沢を曲がった先にある711には6:00に到着。ちょうどオープンが6時で店員が開店作業をしていた。ここまでの軽井沢のコンビニがことごとく閉まっていたのはどの店も6時オープンだからだろうか。小雨で少し体が冷えたため、温かいパスタを食べる。15分ほど休憩して出発。

  この後に続く北浅間山への登りはあっという間に終わってしまった。中軽井沢で補給をせずに前回脱水で参っていた登りはこんなに短かったのか。
  長野原までの下りにもコンビニは幾つかある。補給難所と勘違いしていたが全然そんなことは無かった。

  そして今回最もビックリしたのが群馬大津のからの登り。こんなに楽だったっけ?
  今までは(SR600に限らず)全開で走った結果この辺りでは相当消耗してることが多かったし、補給も上手くいっていなかった。安定したペースで刻むというのはここまで違うものかと実感する。これならばもしかしたら、当初の予定通り白根山の通行止め解除8:30丁度に殺生河原に着けるかもしれない。

  目標が出来たため白根山は少し出力を上げて登った。
8:30、間に合うか?殺生河原までまだ数kmのポイントで道路管理の黄色い車に抜かされてアウト。たぶんあの車に乗った人がゲートを開けるんだよな。

  8:31、殺生河原到着。通行止め解除の瞬間を見たかった。

  雨は降っていないが上のほうは真っ白。どうせ今回も降るんだろうと、もう諦めモード。

  火山活動が活発化しているせいか、今までより硫黄の臭いがキツかった気がする。煙がモクモクと立ち込めている場所もあった。停車禁止区間なので写真は撮らず。
  そうそう、この登坂の最中に「日本半周中」とデカデカと掲げた自転車乗りに会った。夏になるとこういう人は良く見かけるが、ヘルメットを被っている人は見たことが無い。長距離乗ればヘルメットに助けられたことなんて何度か出てくると思うのだが…

□PC3 渋峠 8/9 9:21
  めがね橋までの遅れは完全に取り返したか。GPSのログ(STRAVA)を見ると全開で走った去年(脱水と胃がやられてボロボロ)よりも群馬大津からここ渋峠までは速い。

  万座三叉路の辺りから雨が降りだしてきている。真っ白で景色も見えない。

  カッパを着て、霧雨の中を湯田中に下る。

  途中の橋では見事な雲海が広がっていた。ここまで来たところで雨も上がる。

  そういえばSR600北関東を走っているひであさんが湯田中10時の予定だと言っていた。
この渋峠では残念ながらすれ違えず。予定より少し遅れているようだ。そのまま次のPCへ。

□PC4 道の駅やまのうち 8/9 10:17

  今回は最初からシートポストキャリアの揺れを感じていた。普段のツーリングFOCUSはしっかりとしたキャリアなため、このBMCに乗り換えた直後はいつもそう思う。その感覚は数km乗れば収まるのだが、いつまでも違和感があった。キャリアの揺れが大きい気がする。

  確認したその時目にしたものは!(続く)

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