2016年6月24日金曜日

2015RAWその2: 準備やルール、出発まで

■ルールの確認
  ルールブック等のドキュメントを読み始める。これが苦手な英語で、更に所々間違いがある。RAWはRAAM(RaceAcrossAMerica)との同時開催、アメリカ横断と比べたらそりゃオマケみたいなものってのもわかるが、ルールにRAAMからのコピペが散見された。
  RAWに必要なサポートカーは1台。サポートカー1台につき最低2人のドライバーが必須。ここからRAWの最低クルー人数は2人となるはずなんだけど、ルールの途中に「ドライバーが4人を下回った場合は」なんて書かれている。サポートカー2台必須なRAAMのルールをそのままコピーしているミスなんだけど、何もわかってない我々は「4人必要なのか?」と焦ってメールで問い合わせてみたり。

  実業団のレースに参加しているアマチュアレーサーやプロならチームでのカーサポートも経験があるかもしれない。しかし私を始めクルーの皆はタダのサイクリスト。とにかくいろいろわからないことだらけで、出発まで不安な日々が続いた。


■ルール
  RAAMは言うに及ばず、RAWですらチャレンジしがいがある素晴らしい大会である。一連のこの日記を見て参加したいと思う人が居るかもしれないし、2015年時点の主なルールを挙げる

○コース
・スタートはカリフォルニア州オーシャンサイド、ゴールはコロラド州デュランゴ。カリフォルニア、アリゾナ、ユタ、コロラドの4州を走る。
・2015年は距離1400km、獲得標高16000m。獲得標高は公式発表でRideWithGps等の地図サイトで確認する限りはもっと少ない値になる。開催年によって微妙にコースが変わる。
・制限時間は92時間。完走とは別にRAAMのクオリファイを獲得する場合、10.5マイル/hourの速度を満たさなければならない。(1400kmだと82時間)

※RAWのコースはその殆どが砂漠地帯

○クルー、サポートカー
・サポートカーは1台以上、各サポートカーにはドライバーが2人以上必須。
-現実問題としてサポートカー内の人数が2人でははほぼ無理。最低3人は必要だろう。
・ライダーの後ろにつく「フォロビークル」は最大サイズが決められている。ライダーの走るコースは道によってはキャンピングカー(RV)は走行不可、RVを使用する場合は別の幹線道路で先回りしなければならない。
・フォロービークルには徐行中を示すオレンジの点滅灯、反射材の赤△、「バイクが前方に居るので注意」と書かれた反射シールを取り付ける。
・フォロービークルがライダーの後ろを走っていい(=ダイレクトサポート)のはローカルタイムで19時~翌9時のみ。ダイレクトサポート時のライダーと並走しての補給物資手渡しは1時間に4回までと制限される。
・昼の間はフォロービークルはライダーの後ろを走ってはいけない。白線から1.5m以上スペースを空けて路肩に停車し、補給物資はライダーに手渡しする。(=リープフロッグ)
・夜間車外に降りる際は反射ベスト、足首の反射アンクル必須。

※リープフロッグ時の白線から1.5m以上外側に止めるというルールにあったスペースはなかなか見つからず、見つけても他の車に止められていたりして一定間隔での補給が保証できない場合がある。特に序盤。

○ライダー、自転車
・トラッキング用のGPSデバイスをスタート時に渡される
・シートステー、クランク、ペダル、フォーク、ホイールに反射材を張らなければならない。機材は車検でチェックされる。
・ライト、尾灯は常時ON、点滅でもよい。(夜間は後ろにフォロービークルが居るため明るいライトや尾灯はそこまで必要では無い)

※ブルベのように反射ベストではなく、ウェアの着脱に影響されない自転車への反射材を徹底のほうが理に適っていると思う。(ただし上体に着けたほうが目立ちはする) RAW参加以降、自転車には反射材貼りっぱなしにしている。

○ペナルティ
・事前登録、車検の不備や遅刻、上記サポートカーのルール違反等を行うとペナルティタイムが加算される。
・ライダーの交通法規無視は一発アウト。
・スタッフが車で頻繁にコース上を巡回している。交差点ではボランティアの人も待機している。
・ライバルがルールを守っているかチェックする「スパイの正しいやり方」がルールブックに記載されている。

※罰則を明示的に設け、チェックも行うことにより「見つからなければいいからルール等破ってしまえ」というのは難しく結果公平感が保たれている。糸魚川ファストラン(旧コース)のように成績上位者の多くが自転車通行禁止の陸橋を走っているといった酷い事態にはならない。


■タイムスケジュール
・2015/06/13
14:30 JST 成田空港第二ターミナル集合
17:25 JST Tokyo(Narita)
11:30 PDT →San Diego
13:00 PDT レンタカー手続き、移動
・2015/06/14
13:00 PDT CrewChief Meeting
・2015/06/15
09:30 PDT 写真撮影(Photo) / Beach Building Front
12:30 PDT 受付審査(Inspection) /Parking Lot & Betty’s Lot
17:00 PDT RacerMeeting
・2015/06/16
11:15 PDT START集合
12:00 PDT START
・2015/06/19
13:00 PDT ゴール食事会/Rocket Grill on Fort Lewis Colledge
22:00 PDT 82時間クオリファイ制限時間
・2015/06/20
06:30 MDT Durango→
09:30 MDT →Dallas
11:20 MDT Dallas→
・2015/06/21
14:20 JST →Tokyo

  レース開始は6/16火曜日。写真撮影と受付審査は事前に時間登録、チーム単位での個別審査となる。
  土曜日に日本を出国しサンディエゴに土曜着、レンタカーを借りてオーシャンサイドに移動。オーシャンサイドで3泊。オーシャンサイドのホテルは[いずみちゃん、妻][立川さん、冨永さん、私]と男性、女性用の2部屋。


■スポンサー
  スポンサーというのとは少し違うが、GLOBAL WiFiの海外で行動を起こす人にWiFiルータ貸し出すGO-BEYONDERという企画。これに申し込んだところ当選し、渡米期間は無料でWiFiルータを貸していただけることに。
  ちなみに通信会社はベライゾン、多くの地域で接続でき大変役にたった。

http://global-wifi.com/go-beyonder/009.html?cid=ogw009


■機材
・SCOTT CR1(メインバイク)
  私は平地が激遅い。いくら獲得標高が大きいとはいえ、砂漠等の平地区間も多いRAWではこの平地の遅さは問題だろう。レース用のSCOTT CR1にDHバーをとりつけ、半年ほどDHバーでの平地走行練習を行った。ヒルクラが好きで登りばかり走ってたころと比べてポジションが少し前乗りになる。

・FOCUS CAYO(スペアバイク)
  バイクは最低1台、しかし途中でのトラブルを考えると予備でもう一台持って行ったほうがいい。ブルベや通勤で使っていたFOCUS CAYOを準備。これはメインバイクに故障があった時用のスペアで途中で乗り換えることは考えていない。

・ProLiteチューブラー (フロント90mm,リアディスク)
・ZIPPリム手組みチューブラー (フロント,リア50mm)
・Shimano WH-R561
  ホイールは3セット。きょうびチューブラーなんて使うよりクリンチャーのほうが転がり抵抗的に速いと思うが、持ってるディスクホイールがチューブラーだった為メインはチューブラーで。シーラントのパンク防止効果も期待できるし。WH-R561はスペア。安ホイールだが空力スペックは悪くないし、持ってるクリンチャーの中ではEURUSより向いていると考えて選択された。

・シフト&ブレーキワイヤー、チェーン、ブレーキシュー等の消耗品
・ヘルメットはKASK Protone、直前でエアロ系ヘルメットが欲しくなり買う。被り心地が良くてこれは一発で気に入った。
・ジャージ、レーパン、スキンスーツ、グローブ、シューズカバーはスズキケ牛セットで
・オダックス埼玉長袖等の防寒具、雨具一式
・シューズは途中で足が痛くなった時用に2足
・GPS:eTrex20、予備を含めて2台
・ライト:cateyeのVolt300、リアはVolt50

・フォロービークル用にシガーソケットから給電する投光器
・氷を入れるクーラーボックス(冨永さんから借りた)

・サポートカー:サンディエゴでDodge Grand Caravanをレンタル、ゴールのデュランゴで返却
・電話2台(アメリカの番号が2台必須):一定時間の通話料が含まれたものを現地で購入


  荷物は結構ある。手前に写っている冨永さんから借りた輪行用のBikeBoxには自転車は入っておらず、ホイールと衣類。
  スペアバイクのFOCUSはオストリッチのペラペラ輪行袋で運んだ。PBPの時もこれで飛行機輪行したが…ダンボールで保護していてもFD台座がモげるなどのダメージを受けているのであまりオススメはできない。

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