2017/06/08

2016RAWその1:One more time,One more chance

  2015年、RaceAcrossAMerica(RAAM)アメリカ大陸横断レース、の参加資格を得るために出場したRaceAcrosstheWest(RAW)
  ただの前哨戦だと舐めてかかった結果、誇張でなく死ぬ思いをしました


  失敗した私に2度目のチャレンジは許されるのだろうか?
  申し込みが始まった2015年冬、妻に静止される前にとりあえず手続きを済ませてしまいます。

  前回大活躍のクルー、立川さんを軸に今回のチームを作成しようといていましたが、ちょうど息子さんの結婚式という悲しい、いや目出度いイベントで参加できず。早くから参加を表明してくれていたひであさんはペーパードライバー、妻も運転初心者と、ちょっと今回は無理かなあと諦めかけました。

  そこへ名乗り出てくれたのは加藤さん、それからアメリカ在住の三和さん。三和さんは長く続いたアメリカ勤務がちょうど終わり、日本帰国前の休暇とレース時期が重なるというバッチリのタイミング(おそらくいろいろ調整してくれたのでしょうが)。

  こうして第2回RAWチャレンジチーム「スズキケ」が
・加藤さん、三和さん、山名さん、妻、私
の5名で結成されました。前年と同じく、もうダメかなと思った時に現れる救世主、ありがとう。

  黒澤さんには
「2回目はあったけど、もう次は無いよ」と叱咤激励されます。あの時に戻って失敗をやり直すことはできません。2度目のチャンス、前年の反省を生かし、完走できる準備をしなくては。

  前回何がいけなかったのか、それは
・暑さへの準備不足
・サポート体制の準備不足
・砂漠の走り方

  もちろん、走力的に十分な力があったかと言われると疑わしいですが、そこに関してはもうどうしようもありません。とにかく準備です、今回はしっかり準備します。


  まず暑さ対策、これは体と、そして装備。
  6月上旬に行われるRAW。日本ではまだ暑さのピークに達していない為、「暑熱馴化」が十分に進んでいない可能性があります。
  暑さに馴れるため、電気ストーブを買い、部屋をガンガンに暖めてローラーを行いました。実のところGWの実走で汗腺は十分に開いたと思うし、これがどこまで意味を持つかはわかりません。でもRAAMの参加者がサウナでローラーしていたり、砂漠での暑さトレーニングをやっている動画を見ると、メンタル的にもやらないよりやったほうがいいのかもな、と思えました。

  続いて装備、
  まずはひであさんが持っている多湿の日本ではイマイチ使えないというクーリングベスト。全体を水に浸し、気化熱で体温を下げます。湿度の低い砂漠では絶大な効果を発揮してくれるはず。

  それからこちらのボトル。霧吹きがついていて中身をミスト状に噴出できます。これも湿度の低い砂漠で体温を下げるのに役立つでしょう。

  去年の時点では日本Amazon(マーケットプレイス)での取り扱いは無く、アメリカAmazonで購入し、三和さん宅へと配送しました。後述のトランシーバーも同じく米Amazonで購入、現地に住んでた三和さんがクルーやってくれてホント助かりました。
※こちら自転車ボトルとしてのつくりはイマイチで、保温機能も高くありません。保温無しでもいいのですがそちらは形が四角柱なんですよね…難点はいろいろあるものの、霧吹き+ボトルというのは唯一無二の(他のメーカーも出してますが)商品です。4/5点くらい。

  あとはパールイズミのUVアームカバーとレッグカバー。

  普段紫外線対策は何も行っていません、それでも前回のRAWでは日焼け止めは塗りましたが、暑くて水をかけまくる中、どれだけ定着しているか不明でした。カバーでしっかり覆ったほうが良さそうです。初めての使用なので通勤で何度か着用して慣れておきます。


  サポート体制の準備不足、これはレーサー、クルー間の連絡方法と、車のサイズに尽きます。
  日本国内では特定小電力トランシーバーという、極めて通話範囲が狭いトランシーバーしか使えないのですが、アメリカではもっと高出力のものが使えます。これも米Amazonで買い三和さん宅へ。サイズ&重量重視でかなり小型なヤツを買ったのだけど、もっと大型のほうがよかったかな。リープフロッグ/ダイレクトサポートと、時刻によって車と自転車の最大距離が変わるため、大小2種類用意しておけばよかったです。

  そして車、日本からネットで予約できるレンタカーはサイズや返却場所などの融通があまりききません。これも三和さんに現地で予約して頂きました。12人乗りのバン、RAW/RAAMでサポートビークルとして許される最大サイズの車です。


  最後に砂漠の走り方。
  まず、暑い日中はエアコンの効いた車内で休むことも考えること。それから水分の補給。
  前回は体にかける用の水と飲む用のドリンク、2種類を用意しました。しかしあまりの暑さに体にかける用の水を飲むことも多く、結果体内のナトリウム濃度が低くなり、吸水できなくなって大惨事を迎えてしまいます。
  とにかくナトリウム、少しばかりベタベタしても構いません、水にも必ず食塩を加えて渡してもらうようにしました。


  他にもGELを200パック以上やアルファ米、モバイルWifi、シガーソケット給電機、湯沸かし器、ドーピングフリーの薬など、持ち物は沢山あります。日記に羅列するようなものでもないですし、もし自分も参加したいから詳細を知りたい、という方がいれば、連絡いただければ何が役に立って何が要らなかった等ある程度伝えられると思います。

  あ、GELの補給には

  これ(ともう1サイズ大きいヤツ)がメチャクチャ役立ちました。昔からあるフラスコタイプの奴は飲み口から漏れてきてベタベタになっちゃうのでダメですね。コイツはしっかり噛んで吸わない限り漏れず、高いだけのことはあります。

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